1958年守礼門復元切手
レア度
買取価格額面通り
額面3セント
発行年度1958年

「1958年守礼門復元」は、首里城の守礼門が復元されたのを記念して発行されました。

図柄は、朱塗りの太い4本柱の上に二重の屋根が広がる重厚な建造物です。額面3¢は、ドル表記に変換されて初めての記念切手。

首里城は明治12年に沖縄県となるまで約450年間、琉球王朝の中心となった場所です。

その大手門にあたるのが守礼門で、名前の由来は中国皇帝が「琉球は礼節を守る国である」と表現したことから「守禮之邦」という額が掲げられています。

城の中は、琉球と関係の深い中国と日本の影響をミックスした琉球風の造りとなっています。

復元は沖縄戦で廃墟と化した文化財を保護委員会と一般の人々の協力によって進められました。寄付金を集め、費用は280万B円(約840万円)といわれます。戦後初の沖縄のシンボルが復興されました。

私たちに馴染みがあるのは、2000年に発行された2000円紙幣の図柄に取り上げられたのが守礼門です。この年には、那覇で沖縄サミットが開催されています。

日本国内では、1970年の大阪万博の頃に切手ブームに火が付きます。いわゆる「月と雁」や「見返り美人」などの浮世絵シリーズは投機対象となりました。

この動きを抑えようと、郵政省では記念切手などの発行枚数などを増やすのですが、それならと投機家は復帰前の沖縄切手へと走ります。

そして、1972~3年に日本本土の切手投機業者が沖縄まで足を運び、復帰前の切手ということで、「守礼門復元」は投機の対象となったことがあります。

一時は数万円という価格が付けられるほどでしたが、投機家のカラクリが明らかにされると大暴落したという、いわく付きです。

「1958年守礼門復元」の買取価格は50円前後になっています。

『1958年守礼門復元切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

沖縄切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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