レア度 | ☆ |
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買取価格 | 少し高い |
額面 | – |
発行年度 | 1996年 |
今から約20年前の1996年に、中国切手として発行された黄賓虹の作品選は、黄賓虹(こうひんこう)が描いた水墨画がデザインとなっている、なんとも厳かな切手です。
買取価格は300円~500円程度になります。普通の切手ではなく、小型シートになっているため、水墨画の良さが全面に出ています。
黄賓虹は、長いあご髭が特徴的な人物です。中国の南東に位置する地域で生まれたのですが、そこは中国の中でも四季の移り変わりがはっきりした、美しい地域でした。
自然豊かな四季を身近に感じていたので、黄賓虹自身も豊かな感性を持つ画家になったように思います。
黄賓虹はまさに、「エリート」という言葉がぴったりな人生を歩みます。画家としての道のみを歩いたかと思いきや、その多彩な才能を生かして、教師や博物館の理事などを務めたからです。
その才能はもちろん天性のものであったと思いますが、努力という面も抜きにして話は出来ません。非常に努力家だった黄賓虹は、4人の有名な画家の技術を一心に学んでいきます。
さらに、風景画を描く際によりリアルな景色になるようにと、実際に自分の足で中国各地を渡り歩き、じっくりと観察しながら絵を描く「写生」に力を入れていました。
あの広大な土地の中国、ましてや現在のように移動手段が整っていなかった時代ですから、彼の絵に対する一途な心を感じ取ることが出来ますね。
様々な山を写生してきた黄賓虹でも、一番心に残った山は、やはり自分のふるさとの山だったそうです。その山というのは、世界遺産にも登録されているあの黄山でした。
遥か昔、中国を初めて統治したとされる偉大な皇帝、黄帝がいました。ある時この黄帝は、黄山で不老不死の薬を飲み、人間をも超越した存在である仙人になったそうです。
そのような不思議な伝説が残っているとあってか、山には普段感じることもないような、厳かな雰囲気が漂っています。
現代の私達から見ても、黄賓虹が黄山に心惹かれた理由は、直接口を通さずとも分かる気がします。
『黄賓虹の作品選切手 小型シート』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,切手鑑定士が在籍する業者に売る
中国切手は種類が非常に豊富なので、正確な価値は経験豊富な切手鑑定士がいる業者に見てもらうしかありません。
金券ショップや中古買取店だと切手の価値を判断できず、希少価値の高い切手でも数十円などで買い取られる場合もあります。
2,高く売るポイントは2社以上の査定
切手を高く売るには複数の買取業者に出すことがポイントになります。
査定額は買取業者によって異なり、価値の高い切手であればその差は数倍になることも珍しくありません。
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