レア度 | ☆ |
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買取価格 | 額面通り |
額面 | 50円 |
発行年度 | 1970年 |
「錦絵 駅逓寮図(明治文明開化期)」は、昭和45年の国際文通週間で発行されました。
駅逓寮とは今で言う郵便局のことをいいます。明治4年に前島密が江戸時代の飛脚から新しい制度を提案し、全国一律料金や郵便ポスト、切手の発行などが始まります。
図柄の右上には、東京府下名所尽・四日市駅逓寮とありますが、四日市は現在の江戸橋あたりになります。明治の文明開化で新しく建造された洋館2階建の建物です。
白い壁にモダンなアーチ型の窓枠や、バルコニー、その上の屋根には丸い時計がシンボルとなっています。後ろには、第一国立銀行の旗がなびいています。
道を行き交う人は着物姿ですが、郵便局の職員だけは黒の洋服に赤い線の入ったズボンと、モダンな恰好で馬に乗っています。
建物は、明治7年竣工、当時の名勝的な存在として、街ゆく人々の目に止まったことでしょう。現在は、同じ場所に中央郵便局があり「郵便発祥の地」の銘版と前島密の像が見守っています。
作者の三代目・広重は、天保13年生まれ-明治27年没(1842年~1894年)。江戸時代は歌川広重のお家芸の東海道五十三次を描いていましたが、明治の文明開化の波は浮世絵師にも押し寄せます。
蒸気機関車や蒸気船、洋風建築、散切り頭など、それまで見たこともないものが求められ、錦絵を制作するようになります。
錦絵とは、木版多色摺りにアニリン紅という派手な色を随所に用いた「赤絵」と言われるものです。明治の新しい時代の幕開けを、明るく晴れやかに表現しているのが特徴です。
代表作は、「横浜商館之図」「東京名勝図会」「横浜郵便局開業之図」「東京名所之内 銀座通煉瓦造鉄道馬車往復図」など。
額面50円。1160万枚発行。買取価格は美品なら1枚50円、10面シートで500円程度となります。
『駅逓寮図(明治文明開化期)切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,切手専門の買取業者が有利
国際文通週間切手は様々な種類があり図案の面白さからコレクターから人気があります。高額買取りになる種類は少ないですが、需要が高いのが特徴です。
もし金券ショップや総合買取店で売ると一律の低価格となるためメリットはありません。切手専門の買取業者なら販売ルートを持っているのでプラスαの価値が期待できます。
2,1社だけの査定はもったいない
切手の枚数が多いほど査定額の差は大きくなります。そのため査定に出すのが1社だけではもったいないのです。
ある切手買取業者で金額が安くても、別の業者ではプレミアム切手を見つけてくれて数倍以上になる可能性もあります。そのため2社以上に出すことがおすすめです。
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