陸中海岸切手
レア度
買取価格額面通り~少し高い
額面5円・10円
発行年度1955年

この切手は陸中海岸国立公園(切手発行当時の名称)を題材に1969年11月20日に発行されたものです。

料額は7円で、シート構成は縦5枚と横4枚の計20枚です。1,800万枚(90万シート)発行されました。意匠として描かれているのは断崖絶壁であることで知られている北山崎です。

陸中海岸国立公園は岩手県北部から宮城県の気仙沼湾にかけての自然豊かな海岸線が1955年に国立公園として指定された区域です。

ところが2011年に発生した東日本大震災によって大きな津波などの被害を受けたことをきっかけに、青森県の一部が付け加えられて三陸復興国立公園と改称されました。この名称は被害日本大震災からの復興を願う気持ちから付けられたものです。

2015年には宮城県の金華山周辺をも加えて範囲を広げました。また三陸復興国立公園という名称は仮称であり、さらに範囲を広げてそれにふさわしい名称を付けることが検討されています。

この切手に描かれている北山崎は岩手県下閉伊郡田野畑村(しもへいぐんたのはたむら)に所在する風光明媚な観光地です。夏でもオホーツク海からの冷たい風であるやませの影響で霧がかかることがあります。

北山崎で美しい景色を楽しめる場所と言えば、まず北山崎展望台が挙げられます。

そこへ行くには岩手県内を走っている三陸鉄道北リアス線の普代駅から出ているバスを利用すると便利です。なお三陸鉄道北リアス線の車窓からは海岸段丘の景色を堪能することができます。

海からの景色を楽しむのであれば、三陸鉄道北リアス線島越駅から歩いたところにある港から利用できる北山崎断崖クルーズ観光船を利用するのがいいでしょう。

この切手の買取価格は5円・10円が80円前後になります。

『陸中海岸切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

国立公園シリーズ切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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