関東局始政30年記念切手
レア度☆☆☆
買取価格高い
額面1.5銭 3銭 10銭
発行年度1936年

■いつ頃できた切手
西暦1936年9月1日

■その切手に関する豆知識
関東局というのは、満州国の首都にあたる新京特別市に所在した、在満州国日本大使館に置かれた部局のことを指します。

西暦1931年に起こった満州事変で関東軍が満州を制圧したことにより、関東軍が指揮を取って1932年に満州国(今は中国の東北部にあたります)が成り立ちました。

出先機関を満州と日本で一緒にするために、おかれたのが関東局です。

この切手は関東局が始動して30年経ったのを記念して発行され、関東局内部のみで発売されました。

額面は3つあります。1つ目は1.5銭。2つ目は3銭、そして3つ目が10銭の切手です。

1.5銭の切手には関東州(現在の中国にあるリャオトン半島南部にあたります)の地図と鳩が描かれています。

3銭の場合は、日露戦争で犠牲になった兵士の骨が納められたほこらが描かれており、10銭には関東庁の建物が描かれています。それぞれの切手は色も違います。

現在、関東局は関東経済産業局という名前に変わっており、場所も満州の首都にあたる心境特別市から拠点を移動して、埼玉県のさいたま新都心に移りました。

日本でこの切手を購入する場合は、通信販売で手に入れるしか手段がなかったので、当時からプレミア切手の価値がついていました。

その中でも10銭切手は5万枚と刷られた枚数が非常に少ないため、とても貴重で現在は非常に値段が高価となっています。

1.5銭、3銭、10銭のいずれの記念切手はとても入手困難なため、切手コレクターの間では高額で取引されています。

■買取価格や相場
1.5銭は3,000円~4,000円程度、3銭では4,000円程度。貴重な10銭の場合35,000円~40,000円程度です。

状態がよい場合であったり、未使用であったりする場合だと、さらに高値で取引されます。

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1,買取実績の豊富な業者に依頼する

記念切手は希少価値が高く高額買取りになる種類が含まれています。

もし金券ショップや一般の中古買取店に売ると、正確な価値がわからず安い値段で引き取られてしまう可能性があります。

記念切手の買取実績が豊富な業者に査定を依頼することが損をしないコツになります。

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