郵便創始50年記念切手
レア度☆☆☆
買取価格少し高い~高い
額面半銭 3銭 4銭 10銭
発行年度1921年

何かを記念しての切手は複数あります。その中で、郵便事業が始まってから50年たったことを記念する目的で作られたのが、郵便創始50年記念切手です。

正式名称は「通信事業創始50年紀念」であり、当時の祝典や記念スタンプなどにはこの名称が使われました。

当時「記念」という言葉は、「かたみの」という意味があり、縁起が悪いとされていたため、正式名称では「紀念」と表現されていました。

郵便創始50年記念切手は1920年4月20日に発行されました。

この年は日本では大正9年で、有名な出来事としては第一次大戦終結後に日本を含む勝者である連合国と、敗戦したドイツとの間でで、講和条約であるベルサイユ条約が発効された年になります。

郵便創始50年記念切手には1.5銭、3銭、4銭、10銭の4種類がありました。大正時代の切手はこの額面で分けられる場合が多かったと言います。

4種類の内、図柄は2種類ありました。1.5銭・4銭切手に関しては郵便旗と竜文の絵柄が施されており、一方の3銭と10銭は郵便事業の原点である逓信省の建物が描かれています。

使用目的は、1.5銭が国内はがき用、3銭が国内封書用、4銭が外信用はがき用、10銭が外信書状用でした。

印刷の方式も絵柄ごとに分けられており、1.5銭と4銭の切手には凸版印刷を使用し、3銭と10銭の切手では凹版印刷を使っていました。

郵便創始50年記念切手の市場価値は、1枚ずつバラバラな状態で、安価である1.5銭と3銭ではそれぞれ、400円と600円程度でしか販売されていない状態です。

しかし4銭と10銭は非常に高い価値があり、4銭なら1000円、10銭なら5000円もの価値があります。

1.5銭と3銭は発行部数共に545万枚あるのに対し、4銭は24万枚、10銭は10万枚しか発行されておらず、希少価値が高いのです。

更に、当時の印刷技術はまだ不完全な状態で、印刷に不備があるものは更なる高価格での取引も期待できます。また、4種類すべてそろった状態でも高価格での取引が期待できます。

ただ、買取を依頼する業者によっても価格は変動するので、複数の業者に査定依頼をすることをお勧めします。

『郵便創始50年記念切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,買取実績の豊富な業者に依頼する

記念切手は希少価値が高く高額買取りになる種類が含まれています。

もし金券ショップや一般の中古買取店に売ると、正確な価値がわからず安い値段で引き取られてしまう可能性があります。

記念切手の買取実績が豊富な業者に査定を依頼することが損をしないコツになります。

2,査定なら2社以上がおすすめ

買取業者によって査定金額は異なりますが、レア切手の場合は業者によって金額が大きく異なることがあります。

もし1社目が5万円だったとしても、2社目がその倍ぐらいの値段になるケースも実際にあります。損しないためにも複数査定がおすすめです。

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