レア度 | ☆☆☆ |
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買取価格 | 額面通り~少し高い |
額面 | 2銭 4銭 10銭 20銭 |
発行年度 | 1939年 |
「赤十字条約成立75年記念」は、国際赤十字社が発足して75周年を迎えたのを記念して昭和12年に発行されました。
切手は4種類あり2銭と10銭の2枚は「地球と赤十字」、4銭と20銭の2枚は「佐野常民」が描かれています。
地球と赤十字の図柄は、世界に日本の赤十字社の存在感を発信するようです。一方、佐野常民は日本赤十字社を設立した人物です。
国際赤十字社が設立されたのは1859年、イタリア統一戦争の負傷者を救済したのが始まりです。
スイス人のアンリ・デュナンによって設立され、赤十字のマークはデュナンに敬意を表してスイスの国旗からきています。
日本も佐野の発案によって1887年(明治19年)に加盟し、それ以来100年以上も活動は続いています。
外国の戦争映画などを観ると、赤十字の腕章を付けた看護師や教会のシスターが、われを顧みず献身的に負傷兵を看護しているシーンには胸が熱くなります。
今もなお世界中で紛争が終わらないなかで、「赤十字条約成立75年記念」は平和を願うメッセージ性の強い切手のひとつです。
切手は金額の単位が「銭」とアンティクなだけに、2銭と4銭切手は、現在、単片で350円~500円、10銭と20銭では1000円~と高値になっています。
持っている人は少ないと思いますが、実家の蔵の中で眠っているかもしれませんよ。
また、「日本赤十字条約成立75年記念」切手も、昭和27年に2種類の切手が発行されています。1枚は「看護婦」(看護師)を描いた10円切手、もう1枚は「赤十字とヤマユリ」の5円切手です。
看護婦の図案は、洋画家・宮本三郎によるものです。切手がモノクロなので、原画の色彩は分かりませんが、写実的で明るい女性の雰囲気が伝わってきます。
赤十字とヤマユリの図案は、戦争や紛争で傷ついた人々を救済する赤十字のマークと、純潔、かざらない愛が花言葉のヤマユリがデザインされています。
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