観光地百選切手
レア度☆☆
買取価格額面通り~少し高い
額面8円 10円 24円
発行年度1951年

1951年と1953年に発行された計20種の特殊切手が観光地百選切手になります。

この切手には新聞社が主催して選定された部門毎(山岳、平野等)の人気観光地1位がデザイン、部門毎で異なる風景が2種類発行されています。

買取価格は概ね1枚300円~500円ですが、日本平24円切手のみ希少価値が高く1枚5,000円になることがあります。

20種類全て揃うと10,000円以上の高額買取りが期待できます。

一番初め(1951年2月)に発行されたのは、山岳部門で1位だった蔵王山です。

蔵王山という名の山は日本各地にありますが、1位に選ばれたのは宮城県と山形県にまたがる火山群、つまり蔵王山は単体の山ではなく、標高1841m(最高峰)の熊野岳などからなる蔵王連峰の総称、蔵王の名称は吉野の蔵王権現を勧請したことに由来します。

※吉野とは現在の奈良県吉野郡、古代から山岳信仰の聖地として知られています。

観光地百選切手として2番目(同年4月)に発行されたのは、平原部門で1位だった日本平です。

日本平は静岡県静岡市の駿河区と清水区にまたがる丘陵地、富士山の前景としてお馴染みです。

富士山単体では降雪の有無で季節が判断されますが、日本平越しで富士山を撮影することで具体的な季節を知ることが出来ます。

観光地百選切手として3番目(同年5月)に発行されたのは、温泉部門で1位だった箱根温泉です。神奈川県の箱根温泉は、大分県の別府温泉や静岡県の熱海温泉と並ぶ三大温泉街です。

箱根温泉は箱根町にある温泉の総称、そのため町のあちこちに温泉街が点在しています。

箱根温泉は東海道沿いにあるため江戸時代から栄え、現在は新宿駅(乗車時間85分)から乗り換え無しで行くことが出来ます。

観光地百選切手で唯一1953年に発行されたのが、建造物部門で1位だった錦帯橋です。錦帯橋は山口県岩国市の錦川に架かる5連の木造アーチ橋、東京の日本橋や長崎県の眼鏡橋と並ぶ三名橋です。

初代の錦帯橋は江戸時代の1673年に創建、しかし観光地百選切手が発行される前年(1950年)の台風で全てを流失してしまったため、錦帯橋だけが復元された1953年に延期されました。

『観光地百選切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

特殊切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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