レア度 | ☆ |
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買取価格 | 額面通り |
額面 | 80円 |
発行年度 | 1998年 |
藤原義江(以下、彼)は、日本のオペラに多大なる貢献をした人物です。
1898年に大阪にて出生します。貿易商で働く父親がいましたが、養育費の類を合切貰えず、昼夜問わず幼いころは働いていました。
11歳になって初めて父に会います。養育費を貰い上京しますが、彼に浪費癖があることであったり、十分な知育がされていないことにより、どの学校に行っても素行の悪い人間として煙たがられていました。
18歳になると演劇を見てその道を志し、小劇団に入りますが、チャンバラ劇が主流の劇団だったので出番はありませんでした。
オペラと出会ってからは、彼の体躯、また、マドンナ的ポジションにいた最初の妻である安藤文子が、贔屓していたこともあり、活躍の場ができました。
場数を踏んだことや、レッスンが因果となって歌唱力もみるみると上がっていきました。
1923年には朝日新聞にて彼を評価する連載が掲載されました。これに後押しされ、さらに朝日新聞がスポンサーとなったこともあって、彼のワンマンコンサートは大団円となりました。
全国でリサイタルを催し、それも大団円で幕を閉じました。1930年になると、本式のオペラで活躍したこともあり、彼は真剣に音楽を学びに海外へと向かいます。
1934年になると、日比谷公会堂にて藤原歌劇団のスタートとなるオペラ公演を行います。興行収入は予想通りにはいかなかったものの、音楽的には評論家により絶賛されました。
1939年に歌舞伎座で催した公演が大団円を遂げ、藤原歌劇団と彼は世間から絶大的に評されました。
しかし、この公演も経済的には満足できない興行であったがゆえ、彼は自身のピアノを売るなどして赤字を抑えるなどの苦労もありました。
切手の買取価格は概ね、額面の80円ほどになっています。
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