【花鳥十二ヶ月図切手】の買取価格、相場と詳細について

2008年4月に発売された花鳥十二ヶ月図は、季節の花と鳥がセットになって描かれた切手です。画家は渡辺省亭と呼ばれる人物で、19世紀中頃から20世紀初頭にかけて活躍しました。

渡辺省亭は、海外の文化が盛んに流れ込んでくる明治時代に活躍した画家であったためか、絵のタッチは日本風なのですが、積極的に洋風の表現法を取り入れて絵を描いていました。

その独特な絵の雰囲気は、世代・性別さらには国を超えて、多くの人々の心を惹きつけることとなります。

省亭自身の性格もなかなか個性のあるもので、仲の良い友人は片手で数える程度、また成功した画家であるにもかかわらず、生涯において一度も弟子を付けたことがないそうです。

もちろん、これが悪いというわけではなく、独立した立場であったからこそ、言いたいことは周りの目を気にせずはっきりという、腰の座った人物でした。

省亭には、元は遊女であった「さく」と呼ばれる妻がいました。しかしその妻の他に、もう一人と結婚していたのです。つまり、お嫁さんが二人もいたということですね。今では考えられない関係です。

一緒に暮らしていたのはさくの方ですが、もう一人の妻とは自身が亡くなるまでの約30年もの間、お互いの家を行き来する関係であったそうです。つまり現在の感覚で言うと、愛人という言葉がぴったりかもしれません。

前述したように、省亭の作品は日本人だけではなく外国人からも好まれました。

ですので、ニューヨークのメトロポリタン美術館や、ロンドンの大英博物館など、世界にある数多くの美術館に収められています。まさに、世界に認められた画家なんですね。

花鳥十二ヶ月図の買取価格は1シート約800円になります。

額面程度の評価になりますが、他の切手とまとめて査定をすると価値が高くなることがあります。

『花鳥十二ヶ月図切手』を損せず高額買取してもらう方法とは？

切手趣味週間は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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