レア度 | ☆ |
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買取価格 | 額面通り |
額面 | 15円 |
発行年度 | 1968年 |
日本画家、土田麦僊による「舞妓林泉」を図案にした切手です。
土田麦僊(ばくせん)は大正から、昭和にかけ活動した画家です。1877年に新潟県で生まれ、1891年に現在の京都市立芸術大学を卒業しました。
その同じ年に前衛的である絵画を推す、仮面会を立ち上げました。文展には、大学で絵を習っている最中にも作品を出品しており、このときの絵はゴーギャンにインスピレーションを受けた作品を描いていました。
この切手のモチーフとなっている舞妓林泉(ぶぎりんせん)は、1924年に手掛けられた作品です。縦に約220cm、横に約100cmの絹本に腰をかけている舞妓が描かれています。
この絵は、桃山障屏画などをヒントにして、完成に至った作品です。
細かい箇所まで点描画のように繊細かつ丹念に描かれている庭園が特徴的ですが、ネコの頭のようにも見かたによっては見えます。
舞子の足の辺りを見てみると、さながらかまぼこ板のように、味気ない下駄を履いています。
それはこの作者のユーモアかと一見では思いがちですが、舞妓の足元あたりに敷いてある石を拠点として始まる形の連鎖は、四角形の下駄、三角形の扇子、円形の舞妓の顔へと、着物の柄や位置とも計算をし、つなげることで自然と視線が下から上に導かれるようにして描いているのです。
舞妓の対比として、青々としている池と空は溶け合っており、濃い配色がされています。
完成度はとても高い作品ですが、枯淡の美とは真逆となっている派手な装飾、背景とまったく馴染まない淡泊な舞妓がなんとも不思議な感覚を覚える作品です。
切手の買取価格は1枚10円、シートは100円程度となります。
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