自然保護シリーズ切手
レア度
買取価格額面通り
額面20円 50円
発行年度1974年

1974年から1978年にかけて、日本に生息する動物や植物が計20種デザインされた特殊切手「自然保護シリーズ」が発行されました。

1974年に発行された第1集は哺乳類、3月にはイリオモテヤマネコ、6月にはニホンカワウソ、8月にはアマミノクロウサギ、11月にはオガサワラオオコウモリが発行、国の天然記念物に指定されているオガサワラオオコウモリ以外の3種は、国の特別天然記念物に指定されています。

イリオモテヤマネコは西表島のみ、アマミノクロウサギは奄美大島と徳之島の2島、オガサワラオオコウモリは小笠原諸島全体に生息、ニホンカワウソは日本中に広く生息していました。

しかし絶滅、2017年に対馬でカワウソの姿が確認されましたが、糞からはユーラシアカワウソのDNAが検出されています。

第2集は1975年から1976年にかけて発行された鳥類(アホウドリ・タンチョウ・ハハジマメグロ・アカヒゲ)、アホウドリは冬季になると繁殖のため日本へ南下します。

アホウドリの英名はアルバトロス、アルバトロスは長距離を容易に飛ぶため、ゴルフ用語ではパーよりも3打少ないスコアでホールアウトするダブルイーグルのことをアルバトロスと呼びます。

第3集は1976年から1977年にかけて発行されたハ虫類・両生類・魚類(リュウキュウヤマガメ・モリアオガエル・ミヤコタナゴ・イトヨ・カブトガニ)、沖縄だけに生息するリュウキュウヤマガメは地元でヤンバルガーミーとも呼ばれています。

沖縄言葉でヤンバルとは山原、ガーミーとは亀のこと、リュウキュウヤマガメは低山地にある原生林や二次林に生息しています。

第4集は1977年に発行された昆虫(ミカドアゲハ・ゲンジボタル・ヒメハルゼミ・シマアカネ)、ミカドアゲハはチョウ目アゲハチョウ科に分類、アゲハチョウ科は南極大陸を除く全ての大陸に分布しています。

第5集は1978年に発行された植物(サクラソウ・コウシンソウ・コマクサ)、早春に咲くサクラソウは開花期間が極めて短いため花言葉は「青春のはじまりと悲しみ」、食虫植物のコウシンソウは名前の由来にもなっている栃木県の庚申山(こうしんざん)で1890年に発見されました。

高山に可憐に咲くコマクサは「高山植物の女王」とも呼ばれ花言葉は「高嶺の花」、可愛い花には毒があると言われているようにコマクサは全株が有毒のため注意が必要です。

自然保護シリーズの額面は当初20円でしたが、第2集(鳥類)のアカヒゲから額面は50円に、自然保護シリーズ全20種のうち、額面20円は7種、額面50円は13種です。

買取価格はバラ切手だと100円以下、シートだと500円~1,000円になっています。

『自然保護シリーズ切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

特殊切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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