絵巻物 鳥獣人物戯画切手
レア度
買取価格額面通り
額面80円 120円
発行年度1990年

「絵巻物 鳥獣人物戯画」は、平成2年の国際文通週間で発行されました。

京都・高山寺に残されている日本で一番古いとされる絵巻物です。

作者はわかりませんが、ユーモアがあって見る人を飽きさせません。平安時代末期~鎌倉時代初期に描かれたのではないかと推測されています。

甲・乙・丙・丁巻の全4巻の中から、切手では甲巻から2場面が取り上げられています。

額面80円の方は、カエとルウサギが相撲を取って、カエルが負けた場面です。草花の枝を持って応援しているカエルや、すげ笠をかぶったキツネもニコニコしながら応援しています。

120円の方は、相撲の左側に続く場面で、絵帽子をかぶったネコとカエルが扇子や木の枝を持って、こちらではまた別の遊びが繰り広げられています。一匹は蓮の葉を頭からかぶって扇子を持ち、もう一匹も蛇を振り回して踊っています。

擬人化された場面は、それぞれ動物が人間サイズに引き伸ばされ、まるでその辺りの出来事をカエルやウサギも「わかっているよ」と言いたげです。

甲巻は、小動物が人間になって遊びや法要、喧嘩などが取り上げられています。

乙巻は、馬、牛、犬、鶏、羊などの家畜のほか、豹や虎、麒麟、龍といった架空の動物も登場します。丙・丁巻は、人物が遊んだり動物も出てきたり、法要や宮中行事も紹介されています。

寺院に残されていることを考えると、お参りに来た人に講話を聞かせる時の手引書のような感じもします。

教科書では見たことのある絵ですが、切手で改めて見るとつい笑いがこみ上げてきますね。

額面80円。1000万枚発行。
額面120円。1000万枚発行。

買取価格は額面程度となります。

『絵巻物 鳥獣人物戯画切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手専門の買取業者が有利

国際文通週間切手は様々な種類があり図案の面白さからコレクターから人気があります。高額買取りになる種類は少ないですが、需要が高いのが特徴です。

もし金券ショップや総合買取店で売ると一律の低価格となるためメリットはありません。切手専門の買取業者なら販売ルートを持っているのでプラスαの価値が期待できます。

2,1社だけの査定はもったいない

切手の枚数が多いほど査定額の差は大きくなります。そのため査定に出すのが1社だけではもったいないのです。

ある切手買取業者で金額が安くても、別の業者ではプレミアム切手を見つけてくれて数倍以上になる可能性もあります。そのため2社以上に出すことがおすすめです。

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