絵巻物 平治物語絵巻切手
レア度
買取価格額面通り
額面80円 120円
発行年度1992年

「絵巻物 平治物語絵巻」は、平成4年の国際文通週間で発行されました。鎌倉時代に実際に起こった「平治の乱」を絵巻にしたものです。

平治の乱とは、1159年に後白河上皇と近臣・藤原信西の朝廷に、源義朝と藤原信頼が反乱を起こした事件です。

この数年前に、保元の乱で功績をあげた平家と源氏でしたが、朝廷から厚遇された平清盛に対して源義朝は不満を抱きクーデターを起こします。

この争いは、敵味方の密告や裏切りなどが入り乱れた複雑な武力闘争へと発展しましたが、結果は清盛の勝利に終わりました。

義朝は西国へ逃げる途中で殺害され、その時に義朝の側室は幼い牛若丸をはじめ3人の子どもを、命からがら連れて逃げます。その後、鞍馬寺に預けられた牛若丸こそが源義経の幼名で、鎌倉幕府を開いた源頼朝の弟にあたります。

源義経は、大河ドラマなどでよく知っている名前なので、平治物語からあとの歴史が何となく繋がりましたね。あまり知らなかった話ですが、切手のおかげで知識が広がります。

切手の図柄は、80円の方が牛車で参内した公家たち。120円は、信西一族追放の僉議の場面です。

クローズアップして見ると、緊張感あふれる場面で、信頼と義朝に追い詰められた信西は四面楚歌、武具や甲冑も細密に描かれていています。2枚とも、「信西(しんぜい)の巻」から取り上げられています。

100年後頃に絵巻として制作され十数巻あったそうですが、現在は「六波羅行幸の巻」国立美術館所蔵、「信西巻」静嘉堂文庫美術館、「三条殿夜討の巻」ボストン美術館の3巻だけとなっています。

鎌倉時代の合戦絵巻として貴重な資料ともなっています。

額面80円、1000万枚発行。
額面120円、1000万枚発行。

買取価格は額面程度になります。

『絵巻物 平治物語絵巻切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手専門の買取業者が有利

国際文通週間切手は様々な種類があり図案の面白さからコレクターから人気があります。高額買取りになる種類は少ないですが、需要が高いのが特徴です。

もし金券ショップや総合買取店で売ると一律の低価格となるためメリットはありません。切手専門の買取業者なら販売ルートを持っているのでプラスαの価値が期待できます。

2,1社だけの査定はもったいない

切手の枚数が多いほど査定額の差は大きくなります。そのため査定に出すのが1社だけではもったいないのです。

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