紫式部日記絵巻切手
レア度
買取価格額面通り
額面50円
発行年度1977年

「紫式部日記絵巻」は、昭和52年に第2次国宝シリーズ第4集で発行されました。

紫式部日記絵巻は、紫式部が書いた日記を豪華な絵巻物にしたものです。

この日記は、紫式部が仕える中宮彰子に敦康親王が生まれる寛弘5年前(1008年)から、寛弘7年(1010年)に次の敦義親王が生まれるまでの間のことが書き記されています。

中宮の父・藤原道長の屋敷の様子や出産、それに伴う儀式、また、清少納言や和泉式部などの人柄についても記されています。

鎌倉時代初期(1220年から1240年ごろ)の宮廷絵師による作品。全10 巻ほどですが、現在残っているのは4巻・24段で、平安時代のみやびな文化や習慣などを知るうえでも貴重なものです。

切手の図柄は、寛弘5年、一条天皇が藤原道長の屋敷を訪れた翌日の夜、心配で二人の宰相が中宮の様子を伺おうとしている場面です。格子戸の影にいる女性が紫式部ではないかとされています。

源氏物語の作者・紫式部が見た、貴族社会の実話が書かれているものだけに、絵の素晴らしさもさることながら、詞書もどのようなものか興味深いところです。
切手の絵巻は五島美術館蔵。このほか、藤田美術館など5カ所に分蔵されています。

中宮は、時の権力者・藤原道長の娘として、後に後一条天皇と後朱雀天皇となる親王を2人も出産し、道長の喜びようは紫式部日記にも記されています。

藤原父娘の揺るぎない地位が、まさに頂点にあった時のことです。

その後は、天皇となった二人の親王を亡くし、父の築いた摂関政治も終わりを告げることになり、中宮は寂しい晩年のうちに、87歳で亡くなりました。

額面50円。3400万枚発行。切手の買取価格は1枚数十円、10面シートは1,000円程度となります。

額面程度の価値になりますが、他の切手とまとめて査定をすると価値が上がることがあります。

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