紅旗用水路切手
レア度☆☆☆
買取価格少し高い~高い
額面8分
発行年度1972年

1972年に発行された中国切手です。図案の絵も綺麗で、色彩も豊かであり、断崖絶壁の珍しい用水路がモデルとされた美しい絵柄の切手です。岩肌の細かい質感がとても良く表現されています。

また、「愚公山を移す」、「青年洞」、「桃園橋」、「人間天河」の4種類が1セットとなっていて、この4種が未使用で揃っていれば買取価格は5,000円程度になります。

そして揃った状態で、なおかつ美品であれば10,000円程度の買取価格になることもあります。

さて、この切手の図案である紅旗用水路について詳しく見ていきましょう。この水路は、海抜千メートルの高地という絶壁の悪条件の中で1960年代から10数年をかけて作り上げた、人工の用水路です。

水路の幅は約2メートルであり、山に沿ってくねくねと数十キロメートル続いています。

いかにも絶壁にかかった天の川のようであり、人々からは「山奥深くにある『紅旗渠』(中国で有名な用水路)」という名が付けられています。

現在も断崖絶壁において昼夜問わず水が流れ続けており、用水路として山の集落の人々に水の恵みをもたらしています。

また、編号は「革12 」です。この、中国切手につけられている記号の「編号」は、おおよその発行年数の目安となります。この「革」とは文化大革命の時代に発売された切手であることを示しています。

一方、同じ時代の編号として、「文」もありますが、こちらは1967年4月から1970年6月まで、切手の印面に記号無しで売られていた切手を指します。

そして、通し番号が切手に入るようになった1970年の「現代京劇」切手からを区別して「革」の編号が付けられるようになったのです。

「革」の後の数字は、革の編号になってから何番目に発行された切手なのかを示しています。表題の切手は「革12」という編号ですので、12番目に発売の特殊切手です。

『紅旗用水路切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手鑑定士が在籍する業者に売る

中国切手は種類が非常に豊富なので、正確な価値は経験豊富な切手鑑定士がいる業者に見てもらうしかありません。

金券ショップや中古買取店だと切手の価値を判断できず、希少価値の高い切手でも数十円などで買い取られる場合もあります。

2,高く売るポイントは2社以上の査定

切手を高く売るには複数の買取業者に出すことがポイントになります。

査定額は買取業者によって異なり、価値の高い切手であればその差は数倍になることも珍しくありません。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。