レア度 | ☆ |
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買取価格 | 額面通り~少し高い |
額面 | 2銭、4銭、10銭、20銭 |
発行年度 | 1940年 |
昭和15年2月に発行されたこの切手は、日本の初代天皇といわれる神武天皇の即位から2600年たったことを記念して作られた切手です。
現在の取引価格は、2銭が100円、10銭が700円位です。
図柄は2銭が金鵄(きんし)と呼ばれる輝く鳥の構図で、10銭が鮎と厳瓶(いつへ)(鮎が泳いでいる姿と瓶がその下にある構図)となっています。
図柄は日本書紀よりとられました。2銭は橙色、10銭は赤色と目立つ色合いで印刷された切手です。金鵄とは、日本書紀に登場する、日本建国にまつわる金色の鵄(トビ)ことです。
紀元記念切手は国内で発行されたのみではなく、当時の満州国でも発行されました。満州国で発行されたものは、いかにも中国的な図柄となっています。
皇紀とは、神武天皇が即位した年を元年とする、明治政府の定めたものです。昭和15年は、神武天皇が即位してから2,600年にあたる年と考えられ、このことを祝う行事として式典が行われました。
日本政府が日本の長い歴史を内外にしめすために催された行事です。社にて大祭が行われ、展覧会や体育会など国民が楽しめる行事も多数行われました。
これは、外地(当時の海外帝国領)も含め盛大に催し物が行われました。
また、当時は戦争中だったため自粛されていた旅行も参拝に対しては例外とされ、多いに奨励されたことにより、旅行することを円了していた人の多くが記念行事のお祝いとして参拝の旅を楽しみました。
当時は日中戦争(志那事変)が長期化しており、国民生活にしわ寄せが行っていたため、国民の関心と興味を記念式典に引くことで戦争に取る不満から注意をそらそうという意図もありました。
行事までは大いに楽しみ、そのあとは、勤勉に働くようにと言ったポスターも貼られました。
また、この時に日本の神道の海外進出も行い、海外に社の建立を数多く行いました。神国日本を強く押し出すための政策でもありました。
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もし金券ショップや一般の中古買取店に売ると、正確な価値がわからず安い値段で引き取られてしまう可能性があります。
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2,査定なら2社以上がおすすめ
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