第6集 古都京都の文化財切手
レア度
買取価格額面通り
額面80円
発行年度2002年

この切手は1994年に世界遺産に登録された京都の文化財を題材に世界遺産シリーズとして2002年2月22日に発行されたものです。

料額は80円で、1シートは京都市内に所在する4つの代表的な文化財を描いた10種類の切手から成っています。その文化財に共通するのは旧市街地の周辺に所在するということです。

なぜなら旧市街地の文化財はその多くが火災によって焼失してしまったからです。

総合デザインを担当したのは技芸官(今では切手デザイナーと呼ばれます)の森田基治氏です。同氏は今までに数え切れないほど多くの切手をデザインしてきました。

シートの左上から1枚目と2枚目の切手の図柄は慈照寺(じしょうじ、銀閣寺という名でも知られています)です。

室町幕府8代将軍である足利義政によって1482年に建設が開始されました。この寺は書院造という現代の和風の居間の原型が取り入れられた寺院の典型であると言えます。

ところで金閣寺(正式名称は鹿苑寺です)には金箔が貼られているのに、銀閣寺には銀箔が貼られていません。その理由はいまだに謎に包まれています。

3枚目と4枚目の切手の図柄は龍安寺(りょうあんじ)です。美しい庭園でよく知られている寺院です。

応仁の乱の時に一旦は焼失しましたが、後に再び建立されました。その美しい庭園はこの切手シートの背景にも描かれています。

5枚目から7枚目の切手の図柄は本願寺です。本願寺という名称の寺院は他にも存在しますが、この切手に描かれている本願寺こそが浄土真宗の本山です。ちなみに東京都台東区にある本願寺はこの本山から分裂したものです。

8枚目から10枚目の切手の図柄は二条城です。江戸幕府初代将軍である徳川家康によって造営されました。

この城で徳川家康は征夷大将軍に任じられ(、15代将軍の徳川慶喜はここで大政奉還を行いました。まさに江戸時代の最初と最後を飾る儀式が行われた城であると言えます。

切手を買取業者に出す場合、買取価格は10枚シートで800円前後になります。

額面程度の価値ですが、他の切手とまとめて査定をすると価値が高くなることがあります。

『第6集 古都京都の文化財切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手専門の買取業者で査定をしてもらう

世界遺産シリーズ切手はシリーズものなのでコレクターにとっては集めるのが楽しい切手になります。

希少価値が高い種類は多くありませんが、需要が高いのでシリーズが揃っていると切手買取業者ならプラスαを加算してくれることがあります。

一般的な中古買取ショップの場合、販売ルートを持っていないので一律の安い金額で買取りされる可能性があります。

2,損をせずに売るなら2社以上で査定

買取価格は切手買取業者ならどこでも同じというわけではなく、価値のつけ方に違いがあります。

1枚だと少しの金額差でも数十枚、数百枚になると大きな金額差となります。そのため高く売るには2社以上に査定をしてもらうと損をせずに売ることができます。

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