第29回国民体育大会切手
レア度
買取価格額面通り
額面10円
発行年度1974年

第29回国民体育大会は、昭和49年に茨城県で開催された大会を記念して発行されました。「水と緑のまごころ国体」がテーマとなっています。

図柄は、水色と黄色のユニフォームを着た二人のサッカー選手の試合風景と、背景に霞ヶ浦の帆曳舟が描かれています。

1963年以来、誘致運動に熱心だった茨城県ですが、開催が決定した時には3万5000人収容の笠松運動公園の建設をはじめ、国体期間中にはボランティアによる清掃や、民泊家庭の宿泊準備など官民あげて盛り上がりました。

秋季大会は、10月20日~25日に1万6526人が参加して、茨城県下15市町村55会場で競技が行われました。

陸上が水戸市・笠松運動公園陸上競技場、サッカーが日立市・日立製作所、ボクシングが常磐太田市・大田中体育館、ソフトテニスが土浦市・川口運動公園、弓道が潮来町・町立弓道場、剣道が下館市・下館中体育館など。茨城県は男女総合優勝で、天皇杯・皇后杯を手にしています。

ちなみに大会中は、東海村の原子力発電所の原子炉「科学の火」、鹿島神宮の「伝統の火」、筑波山の太陽光「自然の火」を合わせた灯火によって、競技が見守られました。

冬季大会は、1月24日~27日北海道・苫小牧市や、2月17日~20日まで福島県・猪苗代町で開催。夏季大会は、9月7日~10日まで茨城県水戸市、土浦市、潮来市で行われました。
 
「水と緑」に恵まれた県内には、利根川、那珂川、久慈川など一級河川が太平洋へと繋がっています。

この他、鬼怒川と小貝川が合流するところに霞ヶ浦の内海が形成されています。阿武隈山地、八講山地、久慈山地、多賀山地、筑波山地など3分の1が山岳地帯を占め、大自然が広がっています。

つくばエクスプレスや鹿島アントラーズのホームタウンがあり、東京圏の便利さも兼ね備えています。

額面10円、5000万枚発行。買取価格は20面シートで100円前後になります。

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国民体育大会切手はシリーズものなのでコレクターにとっては集めるのが楽しい切手になります。

希少価値が高い種類は多くありませんが、需要が高いのでシリーズが揃っていると切手買取業者ならプラスαを加算してくれることがあります。

一般的な中古買取ショップの場合、販売ルートを持っていないので一律の安い金額で買取りされる可能性があります。

2,損をせずに売るなら2社以上で査定

買取価格は切手買取業者ならどこでも同じというわけではなく、価値のつけ方に違いがあります。

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