第2次普通切手
レア度
買取価格額面通り~少し高い
額面50銭~5円
発行年度1950年

「第2次普通切手」は、1950年1月に発行されました。占領軍の指示のもと、図案は一般の人々からの公募によって選ばれました。

200点の中から沖縄の伝統や風物を描いた、「唐じし」「沖縄乙女」「首里城正殿」「竜の頭」「海辺の女」「貝殻」5種が採用されています。

「唐じし」は、沖縄の家屋によく見られるシーサーで悪魔除けの意味があります。シーサーは、沖縄本島や竹生島など地域によってさまざまな形があります。

「沖縄乙女」は、16歳の沖縄の少女を描いた油絵です。長い髪を肩までおろした顔立ちのはっきりした美人が、絣の着物を着てボーズを取っています。

「首里城正殿」は、琉球王朝時代14世紀頃の建造物で、日本と中国の様式がミックスされた琉球風を創り出しています。

「竜の頭」は、竜頭棟飾りと呼ばれ、首里城正殿の屋根の左右に雄雌が置かれ城の安泰を見守っています。

「海辺の女」は、伝統工芸の芭蕉布の着物を着た2人の女性が、海岸に佇んでいるところが描かれています。「貝殻」は、沖縄の近海に生息する貝殻数種類が描かれています。

このシリーズ普通切手では、琉球郵便の代わりに「RYUKYUS」と表記されています。

また、1958年にドルに変換されるまで8年足らず使用されたいわゆるB円切手です。普通切手ですが、こうした理由から琉球切手は収集家の間で人気の高いものとなっています。

額面と発行部数は、「唐じし」50 銭・紅、286万枚、「沖縄乙女」1円・青、120万枚。

「首里城正殿」2円・赤紫、59万枚。「竜の頭」3円・紅48万枚。

「海辺の女」4円・緑、60万枚。「貝殻」5円・緑、40万枚。

現在中古市場で、額面の小さいものから100円~1800円位です。

『第2次普通切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

沖縄切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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