第2次動植物国宝切手
レア度☆☆
買取価格額面通り~高い
額面1円~500円
発行年度1952年~1959年

「第2次動植物国宝」は、昭和27-34年に発行された普通切手です。

「前島密」「秋田犬」「ホトトギス」「石山寺多宝塔」「オシドリ」「カモシカ」「観音菩薩像」「姫路城」「中尊寺金色堂」「金魚」「日光東照宮陽明門」「弥勒菩薩像」「平等院鳳凰堂」(紫系)「平等院鳳凰堂」(茶系)「マリモ」「オオムラサキ」「鵜飼」「やつ橋蒔絵」の18種。

この年から、銭はなくなり、切手は円単位で発行されています。

額面は、前島密の1円、秋田犬2円、ホトトギス3円、姫路滋養14円、金魚35円、マリモ55円、やつ橋蒔絵500円など、料金の幅が大きいです。7年間の発行期間に料金値上げなどに対応したものです。

図柄は、「石山寺多宝塔」や「平等院鳳凰堂」など、第1次を引き継ぐものもありますが、新たな図柄も多く登場します。

秋田犬は、わが国初の天然記念物で、賢い顔をした「忠犬ハチ公」で知られています。昭和28年発行。

ホトトギスは、わが国で古くから和歌や俳句に登場し、身近に親しまれている鳥です。昭和29年発行。

オシドリは、漂鳥で、冬にはつがいで泳いでいる可愛い姿が見かけられます。昭和30年発行。

ニホンカモシカは、日本だけに生息する固有種。昭和27年発行。

中尊寺金色堂は、藤原清衛が奥州平泉に建立した金色の阿弥陀堂。平安時代を代表する寺院で、極楽浄土を表しています。昭和29年発行。

金魚は、第1次新昭和でも発行されていますが、図柄は異なっています。日光東照宮陽明門は、徳川家康公が祀られた神社。豪華絢爛な彫刻や建物物に威光を感じます。昭和27年発行。

オオムラサキは、日本の国鳥、昭和31年発行、朱色の背景に、カラーで印刷されています。マリモは、釧路市にある阿寒湖に生息する球状の藻。昭和31年発行、カラー印刷で緑色がきれいです。

鵜飼は、長良川で篝火を使って伝統的な漁をする鵜飼。昭和28年に発行。

やつ橋蒔絵は、江戸時代の絵師・尾形光琳作の硯箱一部を図柄にしています。

買取価格は多くが100円前後ですが、高い種類は「鵜飼100円」と「平等院鳳凰堂30円」が1,000円前後、「八ツ橋蒔絵500円」が2,000円前後となっています。

種類も多く額面も多様ですが、主に動植物は低額、国宝は高額切手に使用されています。ちなみに、昭和28年の郵便料金は、手紙の基本料金が10円、はがきが5円でした。

昭和29年発行の「オシドリ」と「観音菩薩像」はコイル切手、切手帳ペーンでも発行。現在、コイル切手のほうが普通切手より高額です。
 

『第2次動植物国宝切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

普通切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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