第11集 原爆ドーム切手
レア度
買取価格額面通り
額面80円
発行年度2003年

世界遺産シリーズの切手はその名も通り世界遺産を特集したものです。海外の世界遺産は別のシリーズになっていて、通常の世界遺産シリーズの切手は日本の世界遺産が図柄になっています。

比較的新しい切手で、第一次シリーズは1994年~1995年、第二シリーズは2001年~2003年、第三次は2006年以降に発行されました。

海外の世界遺産シリーズは2013年~2015年に五回にわけて発行され、まさに現代の切手と言えます。

世界遺産シリーズには姫路城や法隆寺、厳島神社などが取り上げられていて、原爆ドームは第二シリーズの最後の第11集として2003年3月20日に発行されました。

原爆ドームは元々「広島県物産陳列館」という名称で、広島県の物産の展示や、商工業に関する調査や相談業務などを行っていました。

設計はチェコの建築家ヤン・レツル氏によるもので、楕円形などのヨーロッパ風の建築物として有名で、当時は広島のシンボルでした。

しかしご存知の通り、第二次大戦の終わりに米軍により広島と長崎に落とされた原爆のため、爆風で建物が半壊して残った部分を記念碑として保存したのが原爆ドームです。

二度と戦争という惨事が繰り返されないように核兵器廃絶の願いを込めて永久保存されています。

原爆ドームが世界遺産登録された際、その意義を広めるために、「平和」切手デザインコンクールというものが実施されました。

このコンクールでは、平和をテーマにした絵が国内外から10,019点も応募され、結果的に採用された8点の絵と原爆ドーム、そして被ばく前の広島県物産陳列館の2点の絵を合わせて計10点が切手のシートとなっています。

コンクールで採用されたデザインにはそれぞれ願いが込められています。

1.La Paix(平和)・・・鳩が原爆ドームを見守る絵で、鳩が見守るだけでなく私たち人間も平和について考えましょうというテーマ

2.Taika(平和)・・・両手にそれぞれ花を持っている絵で、右手にも左手にも花を持てば銃は持たなくてもいい、という意味

3.Universal shrine of peace(世界平和の聖地)・・・鳩が原爆ドームを見守る絵

4.平和の願い・・・ドームの上に掲げられた平和の鳩の絵

5.いのち燦燦・・・子供を抱いた母親と鳩の絵 背景が未来の希望を感じる色彩になっていて子供に映えている

6.出会い・・・かけがえのない出会いを描いた絵。手をつないでいる貴方と私。地球と大自然とのあらゆる出会いみんなで手をつなぎましょうという平和のテーマ

7.にじ色のぽっぽ・・・羽がカラフルな平和の鳩の絵。平和を迎えに行くお仕事に向かう鳩

8.うさちゃん・・・雲と蝶が遊んでいるところにうさぎさんが遊びにやってきてみんなで仲良しになる絵

切手を買取業者に出す場合、買取価格は10枚シートで800円前後になります。

『第11集 原爆ドーム切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手専門の買取業者で査定をしてもらう

世界遺産シリーズ切手はシリーズものなのでコレクターにとっては集めるのが楽しい切手になります。

希少価値が高い種類は多くありませんが、需要が高いのでシリーズが揃っていると切手買取業者ならプラスαを加算してくれることがあります。

一般的な中古買取ショップの場合、販売ルートを持っていないので一律の安い金額で買取りされる可能性があります。

2,損をせずに売るなら2社以上で査定

買取価格は切手買取業者ならどこでも同じというわけではなく、価値のつけ方に違いがあります。

1枚だと少しの金額差でも数十枚、数百枚になると大きな金額差となります。そのため高く売るには2社以上に査定をしてもらうと損をせずに売ることができます。

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