第二次新昭和切手
レア度
買取価格額面通り~少し高い
額面30銭~100円
発行年度1946年

「第二次新昭和」は、昭和21-23年に発行された普通切手で13種あります。

「五重塔」、「五重塔」(国名右書き)、「五重塔」(国名左書き)、「数字」(35銭)「数字」(45銭)、「炭鉱夫」、「前島密」、「五重塔」(額面1.2円)、「北斎(落雁図)」、「捕鯨」、「らでん模様」、「能面」、「梅花模様」の13種。

戦後間もないため、図柄は主にこれまでに発行された切手の改版ですが、大きな数字で額面がデザインされた「35」や「45」が、当時の感覚としては斬新で目を引きます。

また、戦後は、国名表示が大日本帝国郵便から日本郵便へと変更され、右書きのものと左書きのものが混在しています。

この年の発行で、菊の紋章が入っている切手がありますが、昭和22年8月31日でGHQの指令により、国家神道や軍国主義を表すものとして使用禁止となります。

ですから、日本郵便と記され、菊の紋章が入っているものがあれば、わずか一年足らずで消えた幻の切手ということになります。

五重塔でルレット処理されているものがあり、逆にマニアには希少価値があるものとなっています。

捕鯨は、戦後の食料供給に欠かせないものでしたが、国際的な同意がなければ捕鯨は許されませんでした。GHQの後押しにより、マッカーサー・ライン内での捕獲が許され、たんぱく源や脂を確保できたという、いわく付きの切手です。

このように、戦後の混乱期に発行された切手には、粗雑なルレット処理のものや、額面も30銭~100円までと金額の差が激しいです。

ちなみに、封書の郵便料金は、昭和20年10銭、21年30銭と前年より3倍値上げ、22年1円20銭と大幅な値上げ、23年5円と前年より4倍値上げと、もすごいハイパーインフレの時代でした。

買取価格は概ね100円前後ですが、「能面50円」「梅花100円」は3,000円程度になります。

『第二次新昭和切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

普通切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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