第三次新昭和切手
レア度
買取価格額面通り~少し高い
額面1.5円 2円 3.8円 10円
発行年度1948年

「第三次新昭和」は、昭和23年に発行された普通切手で4種あります。

「数字」(1.50)「清水寺」「数字」(3.80)「らでん模様」の4種。

この年に発行された普通切手は少ないですが、特徴は菊の紋章が外されたこと、日本郵便が左書きに統一されたことです。

額面も2円値10円など、すべて円単位になり、1.50 円、3.80 円の数字の切手は、郵便料金値上げのため、追加で貼るためのものでした。

なぜ第三次新昭和の種類が少ないのかは分かりませんが、前年の22年頃(以下昭和略)から記念切手や特殊切手の発行が始まります。

そして、23-24年にかけて、12種の産業図案切手、22年から国体切手、切手展記念の小型シートや記念切手など種類が増えています。

産業切手は、「農婦」「捕鯨」「炭鉱夫」「印刷女工」「紡績女工」「植林」「郵便配達」「電気炉」など、戦後復興の基幹産業を担う人々が取り上げられました。当時の生産増大をめざす国策に伴って、国民の士気高揚に一役かっています。

国体切手も22年から発行していますが、23年の第3回福岡県大会記念では田型4枚つづりの珍しい型で発行されています。

極めつけは、23年11月の切手趣味週間に発行された「見返り美人」です。

第二回目の発行ですが、当時は浮世絵の題材はとても珍しく、切手サイズも長方形の大型。浮世絵は手に届かなくても、誰でも手にすることができる切手収集は、人気を博します。

江戸時代の巨匠・菱川師宣の作品は、海外でも大変評判の高かった切手です。

戦後復興の勢いを象徴するように、切手の題材も広がりを見せますが、第三次新昭和は、こうした事情で逆に影を潜めることになります。

買取価格は概ね数百円となっています。「3次新昭和 模様タテ10円」のみ美品なら1,000円近くになることがあります。

『第三次新昭和切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

普通切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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