第一次新昭和切手
レア度
買取価格額面通り~少し高い
額面15銭~100円
発行年度1946年

第一次新昭和は、昭和21-22年に発行された普通切手で12種あります。全て目打ちなしとなっています。

「前島密」「法隆寺五重塔」「北斎(山下白雨)の富士」(灰紺)「北斎(山下白雨)の富士」(青)「北斎(落雁図)」「錦帯橋」「清水寺」「金魚」「金魚」(糊あり)「梅花」「洞水の能面」「梅花模様」の12種。

前島密は、明治4年にわが国で初めて郵便制度を考案した人です。

それまで飛脚が運んでいましたが、近代的な郵便切手やポスト、全国一律料金を採用するなど、郵便の父と呼ばれています。

昭和22年から前島密の1円切手は、現在もそのままのデザインで発行されています。

聖徳太子ゆかりの法隆寺五重塔は、世界最古の木造建築で飛鳥時代に建立されたもの。5層に重なる優美な屋根の広がりや肘木と呼ばれる美しい組み木など、1400年前のまま時が止まったような場所です。

北斎・山下白雨の富士は、黒富士と呼ばれる浮世絵です。裾野は暗闇に稲妻が走りますが、空の上は夏の入道雲と富士山の頂上が覗いています。江戸時代の天才浮世絵師・北斎ならではの見事な自然の捉え方です。

錦帯橋は、山口県岩国市にあり、1673年に岩国藩主・吉川広嘉によって造られました。洪水で橋が流されないよう、幾つもの強硬な石積で太鼓橋をつなぐ方法が取られています。今も、アーチの連なりが美しい造形美を見せています。

「清水寺」は、清水の舞台で有名な京都にある寺院。778年に延鎮が開山した古刹で、断崖にそそり立つように建てられています。15の塔頭があり、京都市街を一望でき、観光客に人気のスポットです。世界文化遺産に登録。

金魚、梅花、洞水の能面など、この年からホッとするような題材が取り上げられています。

額面は、15銭から1円、10円など料金の差が大きい時代です。買取価格も差が大きく100円程度~5,000円となっています。

多くの種類は概ね100円程度になります。ただ「梅花10円」は2,000円程度、「能面50円」は3,000円程度、「梅花100円」は5,000円程度の買取価格が期待できます。

『第一次新昭和切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

普通切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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