竜虎図切手
レア度
買取価格額面通り
額面80円×2枚
発行年度2000年

2000年発行の切手趣味週間は、明治時代に活躍した絵師である、橋下雅邦(がほう)の竜虎図がデザインとして選ばれました。

切手は、2枚つづりで一つの絵が完成するようになっており、荒波を挟んで向かい立つ竜と虎が、勇ましく描かれています。

雅邦は父も絵師であったため、幼い頃から絵に親しんできました。

12歳の頃には正式に一流の一派に入門し、わずか25歳で一人前の画家として独立します。素敵な女性とも結婚するなど、順風満帆に見えたのですが、そう甘くないのが人生です。

絵に対しての関心が高かった江戸時代に比べ、明治時代は動乱の時期ということもあり、国のあり方というものに強い関心が寄せられ、芸術は二の次となります。

さらに家も火事で無くし、残っていたお金も無くなってしまうという、まさにどん底の時期を経験しました。

そんなある時、雅邦に一筋の光が差し込みます。それはアメリカから日本にやってきた、アーネスト・フェノロサの活動です。

彼は日本絵画の美しさに魅力され、もう一度この素晴らしさを日本国民に広めたいと、積極的に復活活動を行います。

雅邦もその活動に参加し、絵を描き続ける傍ら美術学校や美術院を立ち上げ、自身も絵の教師として指導するなど、様々な方面から日本画の復興を図ります。

これは大成功を収め、特に美術学校で教えた生徒達は、日本近代美術界においてなくてはならない名だたる著名人へと、成長していきました。

竜虎図は、現代の強さの象徴とも言える虎と、昔の強さの象徴とも言える竜が組み合わされた、まさに時を超える作品です。

どちらが強いということではなく、どちらも内に秘めている譲らない精神の強さを、見て感じて楽しむ作品だと思います。

買取価格は2枚セットで150円、シートは800円程度となります。

『竜虎図切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

切手趣味週間は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。