磐梯朝日切手
レア度
買取価格額面通り~少し高い
額面2円・8円・14円・24円
発行年度1952年

この切手は磐梯朝日国立公園を題材に第2次国立公園シリーズの一つとして1963年5月25日に発行されたものです。

料額は10円のものと5円のものとがあります。シート構成はいずれも縦4枚と横5枚の計20枚です。それぞれ1,100万枚(55万シート)ずつ発行されました。

意匠は料額が10円の切手が茶色一色で描かれた磐梯山、料額が5円の切手が緑色一色で描かれた以東岳です。

磐梯朝日国立公園は新潟県、山形県、および福島県に位置します。猪苗代地域・磐梯吾妻、出羽三山・朝日地域、飯豊地域の3つに分かれます。
出羽三山・朝日地域は山岳信仰の場として知られており、多くの参拝客を集めています。また出羽三山の一つである月山は国内でも珍しい夏スキーのできる場所です。

飯豊地域に位置する飯豊山も山岳信仰の山です。ただ飯豊山には万年雪が残っているので、登山に際しては十分な注意が必要です。

磐梯吾妻・猪苗代地域には猪苗代湖や五色沼など水のある場所が目立ちます。猪苗代湖付近には千円札の肖像になっている野口英世の生家と野口英世記念館があります。

料額が10円の切手に描かれている磐梯山は福島県に位置する標高1,816メートルの活火山です。

1888年に噴火して以来大きな火山活動は観測されていませんが、最近でも噴気活動が観測されることがあります。現在の噴火警戒レベルは1で活火山であることに留意するべきであるということに留まっています。

料額が5円の切手の意匠である以東岳は山形県と新潟県の県境に位置する標高1,771.4メートルの山です。山腹には大鳥池という湖があり、釣り人が訪れることがあります。

この切手の現在の販売取引価格ですが、料額が10円のものはケネディスタンプクラブでは未使用の1シートが500円で、日本郵便趣味協会では同じく未使用の1シートが600円で販売されています。

買取価格は5円が200円、10円が500円、14円が100円、24円が300円前後になります。磐梯朝日の小型シートは美品なら買取価格4,000円前後となります。

『磐梯朝日切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

国立公園シリーズ切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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