レア度 | ☆ |
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買取価格 | 額面通り |
額面 | 62円 |
発行年度 | 1993年 |
1993年に発行された文化人切手は、渡辺崋山をデザインにしています。額面は62円となっており、買取価格も額面と同じ60円前後になることが多いようです。
渡辺崋山は、江戸時代に活躍した画家です。武士でもあった渡辺は、その中でも一番位の高い家老という役職についていました。
エリートな道を歩みながら絵もたしなむ、才能溢れる人物だったのですね。
絵を描き始めたきっかけは、生活のためでした。幼い頃はかなり貧しく、一日食べていくだけでも精一杯という状況の中で生きていた渡辺は、必然的に仕事をするようになり、そしてその仕事こそ画家であったのです。
もともと絵の才能もあったので、技術はぐんぐんと成長。人々から多くの人気を集めるようになりました。
渡辺は絵を描く際、実際に自分の目で対象物を見て描くことをモットーにしていました。
ある時、知人の肖像画を描いてくれと頼まれます。しかしその知人は既に亡くなっており、実際に顔を見て絵を描くのは無理ですし、そのようなことをするのは当時の倫理観では考えられないことでした。
しかし渡辺は、あっけなくそれをしてしまいます。つまり亡き人が眠っている棺桶を開けて顔を確認、さらによりリアルに描くために、顔を触ったりもしたそうです。
ある意味革命的とも言えるこの出来事は、渡辺がルールというものに縛られず、我が道を行くまさに本物の武士であったことを伺い知れます。
画家としての面もあったのですが、皆さんが渡辺崋山と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、「蛮社の獄」ではないでしょうか。
簡単に言うとこれは、幕府の極度なまでの外国嫌いに危機感を抱き、それを紙にしたためます。
しかし、当時の役職柄それを世間に公開することが出来なかったのですが、それが偶然発見され、処罰されたというものです。
不運とも言えますが、これが幕末の様々な開国の動きの先駆けともなる、日本を変える大きな転機点であった、という考え方も出来ますね。
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文化人切手はシリーズものなのでコレクターにとっては集めるのが楽しい切手になります。
希少価値が高い種類は多くありませんが、需要が高いのでシリーズが揃っていると切手買取業者ならプラスαを加算してくれることがあります。
一般的な中古買取ショップの場合、販売ルートを持っていないので一律の安い金額で買取りされる可能性があります。
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