浮世源氏八景切手
レア度
買取価格額面通り
額面10円
発行年度1959年

切手趣味週間の記念切手からの1枚で、「浮世源氏八景」(うきよげんじはっけい)は1959年に発行されたものになります。

切手「浮世源氏八景」は、浮世絵師・細田 栄之(ホソダ エイシ)が描いた源氏八景からの一部を切り取った物で、彼の出自を物語るような清楚な美人画となっています。

それというのが、彼の家は、江戸時代後期の家禄500石取りの幕府直参旗本で、武家出身の浮世絵師であるからなのです。

勘定奉行の長男として生まれましたが、習っていた絵に強く興味を持ったことから、やがて家督を子に譲ってしまい、以降、浮世絵に没頭するようになりました。

画名として鳥文斎 栄之(チョウブンサイ エイシ)を名乗り、1756年から1829年の生涯で、全身美人画で気品のある雰囲気の物を多く描き、当時、人気を博しました。

特に、彼の描く女性の全身像は、独特の様式を確立したほどで、「十二頭身」と表現されるすらりとした体躯の美人錦絵を数多く残しています。

彼が描いた「源氏八景」は、公家や武家などの生活様式や文化が感じ取れる情景が随所に詰まっていて、彼の持ち味がいかされた気品のある作品に仕上がっています。

切手で使われているのは「幻落雁(げんらくがん)」で、和歌をたのしむ2人の女性が描かれた図版です。

栄之の画名については、11代将軍の徳川 家斉よりさずかったという説もあります。

なお、趣切手味週間とは、「切手の健全な収集」をはかるために、日本の郵政記念日にあたる4月20日を含んだ1週間を指します。

たいへん古い切手だけに現在、新品の入手手段はなく、また専門業者などでも保存状態により価格にかなりの差があります。

買取価格は1枚20円、シートで300円程度になります。

額面程度の価値になりますが、他の切手と一緒に査定をすると価値が高くなることがあります。

『浮世源氏八景切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

切手趣味週間は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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