法隆寺観音菩薩像切手帳ペーン
レア度☆☆☆
買取価格高い
額面5円 10枚
発行年度1954年

「法隆寺観音菩薩像切手帳ペーン」は、前年の1953年に普通切手の第2次動植物国宝10円切手シリーズで発行されていた法隆寺観音菩薩像切手が、10枚切手帳ペーン(表紙付きのシート)となって切手趣味週間で発行されたものです。

切手の観音菩薩像の原画は、法隆寺金堂の壁画をモチーフに描かれたものです。

法隆寺は飛鳥時代に聖徳太子によって建立された寺院。

世界最古の木造建築として、塔や金堂をはじめ、広い境内には国宝・重要文化財が数多く残っていて、日本で初めて世界文化遺産に登録されています。

当初の美しさが忍ばれる菩薩像の深い眼差しと、ふくよかな微笑みが、切手からも読み取れます。

昭和24年の金堂の火災で、残念なことに菩薩像など12面の壁画は焼失してしまいました。この火災をきっかけに、文化財保護法が制定され、5年後に壁画は模写によって修復されています。

切手趣味の週間は、当時の逓信省が切手の美しさや芸術性を広く推奨するために、昭和22年から始めたものです。

翌年の昭和23年から有名な菱川師宣「見返り美人」、24年発行の歌川広重「月に雁」と、すばらしい原画が採用されています。

そして、25年の発行の法隆寺観音菩薩像切手帳ペーンは、普通切手(第2次動植物国宝10円切手)が、そのまま採用されました。

切手趣味週間の切手は発行部数も限られていて、当時6万枚が発行されました。

枚数が少ないなどの理由から、収集家に最も人気あり、なかなか手に入らない切手の一つです。

買取価格は5,000円以上のプレミア価格がつきます。

『法隆寺観音菩薩像切手帳ペーン』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

切手趣味週間は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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