法隆寺壁画切手
レア度
買取価格額面通り
額面80円
発行年度1995年

「法隆寺壁画」切手は、平成7年の第1次世界遺産集で発行されました。

図柄に取り上げられているのは、世界で最も古い建造物である法隆寺金堂の壁画の一部、観音菩薩像です。

金堂内の四方の壁に描かれた12面の壁画は、それぞれの如来を中心として、宝生如来、阿弥陀如来、釈迦如来、薬師如来の浄土図を表しています。

この壁画がいつ頃描かれたものかはわかっていませんが、おそらく白鳳時代ではないかと推測されています。

絵の高さは大壁で3m×2.5m、小壁は1.5m、画面いっぱいに仏様や菩薩様も並んでいて、豪華な浄土図であったことが想像できます。

ところが、昭和24年の解体作業中の法隆寺金堂に火災が発生しました。本尊の釈迦三尊像などは移転されていて無事でしたが、白壁の上に直接描かれていた壁画は炎でほぼ失われてしまいます。

すでにこの頃 、壁画の劣化をどう食い止めるかが検討がされていて、昭和14年の調査の時に壁画のカラー写真が撮影されていました。

火災から17年経った昭和41年に、その壁画を元にもどす復元作業が始まり、日本画家の安田靫彦、前田青邨、橋本明治、平山郁夫などそうそうたるメンバーが集結して、昭和43年に復元は完成します。

焼ける前の状態の阿弥陀浄土図、釈迦浄土図、薬師寺浄土図、飛天図などを、パネルにはめ込んで壁面に再現されています。法隆寺金堂は、平成5年に世界遺産に登録されました。

趣味週間の「法隆寺壁画」は、額面80円。発行枚数は2200万枚。現在、単片が160円位で取引されています。
昭和30年代の「法隆寺壁画」普通切手10円は、人気のプレミア切手で単片が150円~600円位で取引されています。

同時に「法隆寺金堂」切手も、世界遺産第2集で発行されています。

切手を買取業者に出す場合、買取価格は20枚シートで1,600円前後になります。

額面程度の価値ですが、他の切手とまとめて査定をすると価値が高くなることがあります。

『法隆寺壁画切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手専門の買取業者で査定をしてもらう

世界遺産シリーズ切手はシリーズものなのでコレクターにとっては集めるのが楽しい切手になります。

希少価値が高い種類は多くありませんが、需要が高いのでシリーズが揃っていると切手買取業者ならプラスαを加算してくれることがあります。

一般的な中古買取ショップの場合、販売ルートを持っていないので一律の安い金額で買取りされる可能性があります。

2,損をせずに売るなら2社以上で査定

買取価格は切手買取業者ならどこでも同じというわけではなく、価値のつけ方に違いがあります。

1枚だと少しの金額差でも数十枚、数百枚になると大きな金額差となります。そのため高く売るには2社以上に査定をしてもらうと損をせずに売ることができます。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。