江戸名所と粋の浮世絵切手
レア度
買取価格額面通り
額面80円
発行年度2009年

ふるさと切手は1989年4月に発行され地方での限定発売の切手です。

竹下内閣による「ふるさと創生政策」により、地方活性化の目的でふるさとをテーマにした切手を発行しました。

そのようなことから、最初は地方切手という名称だったものの、切手愛好家の間でふるさと切手という呼び名が流行り、1990年4月に名称が変更されました。

ふるさと切手は地方の名物、風物、行事などをテーマにしたものを図案として採用しています。

デザインも地元の画家やイラストレーター、または美術教諭などが描いているのでまさに地元による切手といえます。

普通切手、記念切手、特殊切手などは全国どこの郵便局でも購入可能ですが、ふるさと切手は地方のみの販売です。

しかし、全国どこでも使用できますし、多くの切手愛好家が他の地方の切手を手軽に購入したいこともあり、現在では地元だけでなく全国の様々な郵便局でふるさと切手の販売が行われています。

そのようなふるさと切手の中で、この切手は喜多川歌麿、東洲齋写楽(とうしゅうさいしゃらく)、歌川広重など江戸時代を代表する浮世絵師が描いた作品がデザインされました。

喜多川歌麿の作品が3点、東洲齋写楽が2点、歌川広重作が5点で計10枚のシートとなります。

喜多川歌麿(1753年~1806年)は繊細で美しい美人画を描写する浮世絵師として有名で、江戸の庶民の間でも絶大な人気があり、その浮世絵はピカソやゴッホなどヨーロッパを代表する偉大な芸術家にも多大な影響を与えました。

現代のグラビアともいえる「寛政の三美人」も大変有名で、「難波屋おきた」「高島おひさ」「富本豊ひな」を描いています。

東洲齋写楽は出生などの経歴については一切詳しいことが分かっておりませんが、1794年5月頃から140点あまりの役者絵や力士の似顔絵を描いた相撲絵などが有名です。

歌川広重(1797年~1858年)は美人画や役者絵(歌舞伎役者などの似顔絵の浮世絵)などで有名ですが、東海道を始めて旅したときに描いたと言われる「東海道五拾三次」や様々な江戸の風景を描いた「名所江戸百景」などが代表作です。

買取価格は80円切手10枚のシートが800円前後、同時発売の切手帳は1,000円前後になります。

『江戸名所と粋の浮世絵切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手専門の買取業者が有利

ふるさと切手は様々な種類があり図案の面白さからコレクターから人気があります。高額買取りになる種類は少ないですが、需要が高いのが特徴です。

もし金券ショップや総合買取店で売ると一律の低価格となるためメリットはありません。切手専門の買取業者なら販売ルートを持っているのでプラスαの価値が期待できます。

2,1社だけの査定はもったいない

切手の枚数が多いほど査定額の差は大きくなります。そのため査定に出すのが1社だけではもったいないのです。

ある切手買取業者で金額が安くても、別の業者ではプレミアム切手を見つけてくれて数倍以上になる可能性もあります。そのため2社以上に出すことがおすすめです。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。