永代橋(明治文明開化期)切手
レア度
買取価格額面通り
額面50円
発行年度1972年

「錦絵 永代橋(明治文明開化期)」は、昭和47年の国際文通週間に発行されました。

正式名称は「永代橋之真景」で、昭和45年の文通週間「駅逓寮」と同じ三代目・歌川広重の作です。3枚続きの大錦絵からなっていて、切手の図柄は、その真ん中あたりをトリミングしてデザインされています。

永代橋は文明開化の明治8年に架け替えられた、洋風の近代的な橋梁です。絵の上には、橋長百四間・巾六間と表記されていますので、おおよそ長さ200m、巾12mということになります。

橋の上は人力車や馬車、郵便配達の人など30人くらいの人々が行き来しているので、とても賑わいのある風景です。橋の橋梁やバツ印に交差したモダンな手すりなども正確に描かれています。

永代橋は隅田川の下流に架る橋で、東京湾への海運の拠点として、後方には、帆掛け舟が何艘も往来したり、大きな蔵や倉庫も建ち並び漁業や商業の繁栄ぶりがうかがえます。右上には、白い富士山が変わらない姿で静かに見守っています。

明治10年前後の東京は、いわば建設ラッシュで、日本橋や為替バンク三井組、勧業博覧会、鉄道、蒸気機関車など新しい名所が次々と錦絵になって登場しています。

文明開化の輝かしい歴史の幕開けを感じるものばかりで、この頃の風俗や文化を知ることもできます。

切手では、同年に三代目広重の「鉄道開業図」が鉄道開業100年記念切手3種のうちの一枚として発行、また「海岸通異人館」も税関100周年記念として発行されています。

この他、国際文通週間シリーズでは、「駅逓寮図」「東京鉄道馬車図」「永代橋」が明治文明開化の錦絵として3年連続発行されています。この時代に興味のある人は、いろいろ収集ができそうです。

額面50円。2000万枚発行。買取価格は美品なら1枚50円、10面シートで500円程度となります。

『永代橋(明治文明開化期)切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手専門の買取業者が有利

国際文通週間切手は様々な種類があり図案の面白さからコレクターから人気があります。高額買取りになる種類は少ないですが、需要が高いのが特徴です。

もし金券ショップや総合買取店で売ると一律の低価格となるためメリットはありません。切手専門の買取業者なら販売ルートを持っているのでプラスαの価値が期待できます。

2,1社だけの査定はもったいない

切手の枚数が多いほど査定額の差は大きくなります。そのため査定に出すのが1社だけではもったいないのです。

ある切手買取業者で金額が安くても、別の業者ではプレミアム切手を見つけてくれて数倍以上になる可能性もあります。そのため2社以上に出すことがおすすめです。

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