毛沢東の長寿を祝う切手
レア度☆☆☆☆
買取価格非常に高い
額面8分
発行年度1967年

日本が初めて建国記念の日を迎えた1967年に、中国では「毛主席の長寿を祝う」切手が発行されました。

中華人民共和国の最高指導者である毛主席が生まれたのは1893年、切手が発行される前年は北京大学に反革命批判の新聞が貼り出されるなど毛沢東に対する個人崇拝見直しの気運が高まります。

その頃、1966年から1976年まで続いた文化大革命では紅衛兵によって数百万人とも数千万人ともいわれる大量殺戮が行われました。大衆に対する毛沢東への神格化を進める際に1964年に出版されたのが毛沢東語録です。

毛沢東語録は中国共産党が指導する中国人民解放軍に向けたもの、そのため軍人が携帯できるように表紙はビニールで覆われ、表紙には毛沢東の肖像が描かれていました。

毛沢東語録は階級のない協同社会を目指したマルクス・レーニン主義が柱になっており、毛沢東思想は主に文化大革命期のことを指すため、政治思想より軍事理論に趣を置き、天安門広場を埋め尽くす紅衛兵が手にしていたのが毛沢東語録です。

紅衛兵が手にしていた毛沢東語録は、現在、オークション等で入手可能、ただし本物に似せたレプリカも多数出回っています。

切手の「毛主席の長寿を祝う」は11枚で構成、1枚目には人民服を着て左手に人民帽を持ち、右手を掲げる毛沢東の肖像画、残りの10枚には毛沢東語録の中で重要なものが記されています。

中国でも切手のデザインには、他国と同様に国を象徴する風景等が使われることが多いですが、言葉のみが切手になるのは珍しいです。

「毛主席の長寿を祝う」は中国国内だけの流通のため希少性が高く、11種類が全て揃った未使用では20万円程で取引、状態が良いと40万円程します。

希少性が高いため11種類全て揃っていなくても、また使用済みであっても需要はあります。

『毛沢東の長寿を祝う切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手鑑定士が在籍する業者に売る

中国切手は種類が非常に豊富なので、正確な価値は経験豊富な切手鑑定士がいる業者に見てもらうしかありません。

金券ショップや中古買取店だと切手の価値を判断できず、希少価値の高い切手でも数十円などで買い取られる場合もあります。

2,高く売るポイントは2社以上の査定

切手を高く売るには複数の買取業者に出すことがポイントになります。

査定額は買取業者によって異なり、価値の高い切手であればその差は数倍になることも珍しくありません。

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