比婆道後帝釈切手
レア度
買取価格額面通り
額面15円
発行年度1972年

1972年に国定公園シリーズとして発売された、比婆道後帝釈(ひばどうごたいしゃく)切手は、豊かな山々を背景に草を食む牛の様子が描かれている、とてものどかな切手です。

比婆道後帝釈は、広島・鳥取そして島根の3県にある山や渓谷、湖などをまとめた国定公園です。この公園自体は1963年に指定されたので、切手は約9年後の発行となります。

国定公園の中にある3つの山のうち、吾妻山(あづまやま)と船通山(せんつうざん)は、島根県の出雲にある山とあってか、とても深い歴史があります。

吾妻山は、百人一首などでも度々読まれる山ですよね。

日本で一番大きな神とされている天照大神の父親、イザナギノミコトが、妻であり妹でもあるイザナミノミコトを亡くした時、その死を哀れんで「吾が妻よ」と言ったことから、その名が付けられたそうです。

妹なのに妻?と感じる方もいると思いますが、神話の中では世界が出来た時に初めて生まれたのがイザナギとイザナミの2人であって、そこから日本列島やその他全てのものをを形作る際、2人から生まれた子供が活躍することになります。

イザナミの死因は、火を司る神を産んだことによる火傷とされています。

船通山で有名な歴史と言えば、あの八岐大蛇伝説ではないでしょうか。

8つの頭を持つ巨大な大蛇を、天照大神の弟であるスサノヲが退治したという伝説です。非常にのどかな風景の山なのですが、日本神話の舞台となった背景を考えると、歴史のロマンを感じることが出来ます。

勇敢な面で描かれることの多いスサノヲですが、そもそも横暴を働いたことによって天界から追放され、船通山に降り立ったという経緯があるそうです。

意外な一面かもしれませんが、これがなかったら八岐大蛇伝説も生まれなかったのかもしれませんね。全てのことに意味がある、この言葉を私達に伝えてくれているような出来事にも感じます。

切手の買取価格は10円前後になります。

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1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

国立公園シリーズ切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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