歌川広重 切手
レア度
買取価格額面通り
額面80円
発行年度1997年

「歌川広重」は、平成9年11月に文化人切手・第2次第6集で発行されました。買取価格は額面程度になります。

江戸末期に活躍した浮世絵師で、歌川豊廣に弟子入りし初期の頃は役者絵や美人画も手がけています。

その後、「東海道五十三次」を2年間かけて制作し、風景画で一気に評判が高まります。日本橋、箱根、桑名、蒲原、京師など、53の宿場を描いた浮世絵はそれぞれの場面描写が丹念で波や風、雨、雪などの現象を見事に表現しています。

色彩も豊かで、広重ブルーといわれる深みのある藍色は、グラデーションによって時間の変化までわかるといわれます。

広重をはじめとする浮世絵は、日本だけでなくパリの画壇にも大きな影響を与えました。

パリ万博で初めて日本の浮世絵を見たゴッホやモネ、マネなど、当時の画家たちは独自の色彩や構図、遠近法、自然の表現を見て衝撃を受けます。

なかでも、ゴッホは広重の浮世絵を何枚も模写したり自分の絵の背景に浮世絵を取り入れているほど傾倒していました。

広重は、寛政9年(1797年)生まれ、「東海道五十三次」や「江戸近郊八景」「金沢八景」「木曽街道六十九次」「富士三十六景」「名所江戸百景」など生涯で2万点近い作品を残しています。本名は安藤重右衛門、62歳没。

肖像画は、三代目・歌川豊国の画によるもので、広重の略歴と辞世の句「東路へ筆をのこして旅のそら 西のみ国の名ところを見ん」が書かれています。

切手に採用されている作品は、昭和24年の切手趣味週間「月に雁」、国際文通週間「東海道五十三次」の日本橋・箱根・桑名・蒲原・京師などがあります。

また、平成19-23年なかけて「江戸名所ち粋の浮世絵」シリーズ1~5でも「隅田川堤雪の眺望」「日本橋雪晴」など、歌麿・写楽とともに広重は数多くが登場しています。

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文化人切手はシリーズものなのでコレクターにとっては集めるのが楽しい切手になります。

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