梅蘭芳舞台芸術切手
レア度☆☆☆☆
買取価格非常に高い~お宝級
額面3分
発行年度1962年

無形文化遺産になっている歌舞伎、現在は男性でなければ歌舞伎役者になれませんが、元々は女性による念仏踊りが起源とされています。

その当時は、踊り子が男性客と性交渉をするのが普通の時代、そのため度々、踊り子の奪い合いが起こり風紀を乱したため、男性が代わって演じるようになりました。

日本に限ったことではなく、中国の京劇でも男性が女性を演じています。日本では土俵に女性が入れないのと同じで根底には封建的な考えがあるため、聖域に女性が入ることは許されません。

四大名旦(京劇界のBIG4)の一人は、祖籍が江蘇省泰州の梅蘭芳(メイ・ランファン)です。

江蘇省の省都は南京市、国民政府時には首都で日本軍によって占領された歴史を持つため、反日感情が強い地域です。

そのため、占領下の蘭芳は、女形を演じない意思表示のためにヒゲを生やすほどの抗日を貫きました。

しかし、蘭芳を抗日にしたのは時代、戦前には関東大震災のチャリティー公演の為に来日、歌舞伎に触発され近代演劇の技法を京劇に取り入れています。

四大名旦の中で唯一1890年代生まれたのが梅蘭芳、程硯秋・荀慧生・尚小雲更は1900年代生まれ、京劇の海外公演 を最初に実現した蘭芳は、切手のデザインとして発行されています。

中国切手で高値が付くのは1955年以前に発行された古切手もしくは文化大革命時(1966年から1976)の切手、蘭芳がデザインの切手が発行されたのは文化大革命時の1962年。

そのためプレミア価格として取引きされています。

戦時下においての蘭芳は国民の希望、梅蘭芳舞台芸術の切手は全部で8種類、それとは別に後宮の空虚な生活と苦悩を描いた「貴妃酔酒」のワンシーンをデザインした小型シートが発行されました。

買取価格は、小型シートは数十万円、バラ切手は未使用の8種セットで50,000円前後、使用済み8種でも20,000円前後となっています。

『梅蘭芳舞台芸術切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手鑑定士が在籍する業者に売る

中国切手は種類が非常に豊富なので、正確な価値は経験豊富な切手鑑定士がいる業者に見てもらうしかありません。

金券ショップや中古買取店だと切手の価値を判断できず、希少価値の高い切手でも数十円などで買い取られる場合もあります。

2,高く売るポイントは2社以上の査定

切手を高く売るには複数の買取業者に出すことがポイントになります。

査定額は買取業者によって異なり、価値の高い切手であればその差は数倍になることも珍しくありません。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。