東海道五十三次「日本橋」切手
レア度☆☆
買取価格少し高い
額面40円
発行年度1962年

東海道五十三次は、昭和33年から昭和37年にかけて発行された、国際文通週間の第1回記念の切手です。

最初に歌川広重の五十三次「京師」が発行され、とても好評だったのでシリーズとなり、全部で13枚発行されています。

「日本橋」は、昭和37年に発行された五十三次シリーズ最後の切手となります。

版画は、天秤棒を担いで慌ただしく行き交う魚河岸の風景、そして「下に~下に~」と日本橋にさしかかった大名行列、江戸で一番賑わうところの光景が見事に描かれています。

江戸時代、日本橋はまさに商売人や文化人の行き交う場所で、短期で粋な江戸っこ気質も伝わってくるようです。

広重は、江戸時代末期に活躍した版画家で、写楽の役者絵に対して、風景を得意としていて、色彩や構図、場面の活き活きしたところまで感じとれます。

また、広重ブルーと言われる濃い紺色を巧みに使って、時刻まで表現できるというだけあって、この絵も明けたばかりの清々しい空のようすが描かれています。

パリ万博に日本の浮世絵が紹介されたことで、ゴッホやモネなどにも大きな影響を与えたことで有名です。特に、ゴッホは広重の浮世絵を何枚も模写するほど傾倒していたそうです。

この絵にも描かれていますが、日本橋は、徳川家康の時代から300年も続く魚河岸のあったところです。ところが、大正12年の関東大震災で消滅し、現在の築地に移転して、まだ100年も経っていないのですね。

東海道五十三次「日本橋」は40円切手で、現在の価格は美品で600円位とプレミア切手のひとつです。

切手を買取業者に出す場合、買取価格は1枚100円、シートは美品なら3,000円程度となります。

この後も、国際文通週間シリーズは続いていて、浮世絵や錦絵、絵巻物など、日本の伝統的な芸術を、広く世界に紹介するいい機会となっています。

『東海道五十三次「日本橋」切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手専門の買取業者が有利

国際文通週間切手は様々な種類があり図案の面白さからコレクターから人気があります。高額買取りになる種類は少ないですが、需要が高いのが特徴です。

もし金券ショップや総合買取店で売ると一律の低価格となるためメリットはありません。切手専門の買取業者なら販売ルートを持っているのでプラスαの価値が期待できます。

2,1社だけの査定はもったいない

切手の枚数が多いほど査定額の差は大きくなります。そのため査定に出すのが1社だけではもったいないのです。

ある切手買取業者で金額が安くても、別の業者ではプレミアム切手を見つけてくれて数倍以上になる可能性もあります。そのため2社以上に出すことがおすすめです。

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