東海道五十三次「京師」切手
レア度☆☆
買取価格少し高い~高い
額面24円
発行年度1958年

東海道五十三次「京師」は、昭和33年10月、国際文通期間の切手として発行されました。図柄は歌川広重の、東海道五十三次の中から採用されています。

京師はみやこという意味で、東海道五十三次の西の起点です。

京都・鴨川に掛かる三条大橋の場面が描かれ、鴨川のゆったりとした流れ、洛西の東山、その向こうには比叡山を背景に、清水寺など、京の風景を丁寧に描いでいます。
橋の上を慌ただしく行き交う人々や、荷を載せた馬も、活き活きとしています。

広重は、東海道五十三次の53の宿場と出発地の日本橋と終点の京師を合わせて55枚の版画を、1856 ~1858年の二年間で精力的に制作しています。

日本では江戸幕府が終わろうとしていた1867年、パリ万博が開催され、日本の伝統工芸品や絵画など、日本ブームが爆発的に広がりました。

浮世絵は130年前のヨーロッパの画家たちにに、多大なカルチューショックを与えました。西洋の絵画になかった構図の取り方や、色彩、自然の表現など、すべてが衝撃的なものでした。

ゴッホは400枚もの浮世絵を持っていて、特に広重に惹かれ、広重の絵を何枚も模写しています。

「タンギー親爺の肖像」では、広重の「五十三次名所図会」「石薬師」「富士三十六景」「さがみ川」などが、背景に模写されています。日本びいき、浮世絵への想いに、驚かされます。

この切手は、1枚24 円で、800万枚発行されています。現在の価格は、1枚400円~800円と、中古市場でも不動の人気です。

切手を買取業者に出す場合、買取価格は20枚シートで1000円前後になります。美品ならより高くなることがあります。経年劣化が大きい場合は1,000円以下となります。

国際文通週間は、昭和32年に第一回会合が、日本をはじめベルギー、オランダ、デンマークなどが参加して開催されました。

これを記念して、翌年の33年からシリーズで切手を発行しています。日本の印刷技術の高さや、切手の魅力を世界に広めるきっかけとなっています。

『東海道五十三次「京師」切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手専門の買取業者が有利

国際文通週間切手は様々な種類があり図案の面白さからコレクターから人気があります。高額買取りになる種類は少ないですが、需要が高いのが特徴です。

もし金券ショップや総合買取店で売ると一律の低価格となるためメリットはありません。切手専門の買取業者なら販売ルートを持っているのでプラスαの価値が期待できます。

2,1社だけの査定はもったいない

切手の枚数が多いほど査定額の差は大きくなります。そのため査定に出すのが1社だけではもったいないのです。

ある切手買取業者で金額が安くても、別の業者ではプレミアム切手を見つけてくれて数倍以上になる可能性もあります。そのため2社以上に出すことがおすすめです。

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