朝顔狗子切手
レア度
買取価格額面通り
額面80円
発行年度2006年

朝顔狗子(あさがおくし)は、2006年度版の切手趣味週間として発行された切手です。切手は2種類あり、それぞれ朝顔と2006年の干支である犬がデザインされています。

狗子は子犬という意味なので、切手には3匹の子犬が楽しそうにじゃれている様子が描かれています。そのうち2匹が真っ白な毛並みをしており、1匹が茶色の毛並みです。

丸っとした体つきに、くりっとした真っ黒な瞳をした子犬を見ていると、とても癒されます。

この絵を描いた人物は、丸山応挙と呼ばれる、主に江戸時代中頃に活躍した絵師です。

応挙はいわゆる、実物をじっくり観察して絵を描く「写生」モットーにしていました。

事細かく観察することで滲み出る絵の躍動感は、例えそれが絵であったとしても、本当に命が宿っているような、そんな素晴らしさがあります。

写生=私達が普段から見ている景色ということになりますよね。

ですので、応挙の絵は世間から多くの人気を集めました。確かに子犬の絵などは、龍や虎など私達の生活からかけ離れたものではないので、とても親しみを感じます。

また応挙は、幽霊の絵でも有名な絵師でした。幽霊の絵とは、皆さん一度は目にしたことであろう、足のない女性の幽霊のことです。

髪が長く、どこか現実離れしたような肌の白さと虚ろな目、真っ白な着物を着た女性。足が描かれていないことで、その恐怖はより高まります。その点において、これはとても革命的な絵であったと言えるでしょう。

人々に大きな影響を与えたこの幽霊の絵は、落語にもなって楽しまれていたようです。

落語では多数ある幽霊の中でも、とりわけ美人と紹介されています。やはりそれは、普段から写生を基礎にしていた応挙の技術でしょうか。

美人と感じさせるほど本物の人間のような雰囲気があり、儚くも美しい絵に仕上がったのだと思います。

買取価格は80円、シートは800円程度となります。

額面程度の評価になりますが、他の切手とまとめて査定をすると価値が高くなることがあります。

『朝顔狗子切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

切手趣味週間は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。