日露戦争凱旋観兵式記念切手
レア度☆☆☆
買取価格少し高い~高い
額面1.5銭 3銭
発行年度1906年

ヨーロッパが主戦場となって1914年から1918年にかけて戦われたのが第一次世界大戦になります。

日本、ドイツ、イタリアの三国同盟と太平洋戦争時の連合国(アメリカ・ソビエト・中国など)の間で戦ったのが1939年から1945年までの6年間続いた第二次世界大戦です。

第一次世界大戦当時の日本は大日本帝国です。第一次世界大戦の戦場は本国だけでなく植民地にも飛び火したため世界規模の戦いになりました。

軍備に勝る連合国に付いていた大日本帝国は戦勝国に、ドイツ帝国やオスマン帝国などは敗戦国となりました。

戦勝国は敗戦国に多額の賠償金を要求、貧困化したドイツから生まれたのがヒトラー率いる国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)でした。

1917年のロシア帝国で起きたロシア革命以降、世界的に共産主義が台頭します。

共産主義の台頭を良く思わない欧米などの資本主義国との間で起きた争いが、徐々に世界を巻き込む第二次世界大戦に発展しました。

第二次世界大戦で大日本帝国はドイツやイタリアなどと共に敗戦国となり、日本の戦後賠償は現在換算で35兆円以上に達します。

第一次世界大戦が始まる10年前に、大日本帝国とロシア帝国の間で起きたのが日露戦争です。

日露戦争を知る上で欠かせないのが朝鮮半島をめぐる大日本帝国と大清帝国の日清戦争(1894年~1895年)、日清戦争で大日本帝国は戦勝国となりました。

大清帝国と隣接するロシア帝国にとって大日本帝国が勢力を伸ばすのは脅威です。その結果始まったのが日露戦争です。

日露戦争の主戦場は朝鮮半島・満洲・日本海、戦勝国となった日本は、満州の租借権や南樺太を得ることになります。

平成の世になっても北方領土問題など戦後処理が解決されない原因は、過去の戦争が一連しているからです。

1904年から1905年まで続いた日露戦争、翌年の1906年には日露戦争凱旋観兵式の切手が2種類発行されています。

凱旋とは戦いに勝って帰ること、観兵式とは軍事パレードのこと、日露戦争凱旋観兵式の切手にはいずれも陸軍の兵器が中央に描かれ、青基調が額面1銭5厘、赤基調が額面3銭です。

発行枚数は1銭5厘の切手が291万枚、3銭の切手が108万枚です。買取価格は1.5銭が3,000円、3銭が5,000円、2種セットで10,000円前後になります。

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1,買取実績の豊富な業者に依頼する

記念切手は希少価値が高く高額買取りになる種類が含まれています。

もし金券ショップや一般の中古買取店に売ると、正確な価値がわからず安い値段で引き取られてしまう可能性があります。

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2,査定なら2社以上がおすすめ

買取業者によって査定金額は異なりますが、レア切手の場合は業者によって金額が大きく異なることがあります。

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