日清戦争勝利記念切手
レア度☆☆☆
買取価格高い
額面2銭 5銭
発行年度1896年

日清戦争勝利記念切手は、1894年(明治27年)7月25日に開戦され、翌1895年(明治28年)3月に終戦した日清戦争に日本が戦勝したことを記念して1896年(明治29年)8月に発行された切手です。

この切手は明治天皇銀婚記念切手に続いて日本切手史上2番目の記念切手で、しかも初めて切手に肖像が採用されました。

それだけでなく当時は切手には凸版印刷が用いられるのが普通であったのにこの日清戦争勝利記念切手には彫刻凹版印刷が採用され、紙も海外から輸入された洋紙が使われました。

今でも記念切手は発売期間や枚数が限定されていますが、この切手は大好評を博して発行後約8カ月間も印刷・販売が続けられということです。

この日清戦争勝利記念切手には2種類のものがあります。1種類目は戦争の時に参謀総長であった有栖川宮熾仁(ありすがわのみやたるひと)親王の肖像が用いられ、額面は2銭です。

2種類目は戦争の時に近衛師団長であった北白川宮能久(きたしらかわのみやよしひさ)親王の肖像が用いられ、額面は5銭です。

2人とも皇族であったため、消印を押すときには顔に掛からないように気を遣ったとのことです。またこの日清戦争勝利記念切手には何を記念したのか書かれていないという特徴があります。

現在の買い取り価格ですが、額面が2銭のものがバラで3,000円、額面が5銭のものがバラで7,000円が目安になります。ただ古い切手であるので、状態が並品であると価値は低くなります。

日清戦争は当時の中国の王朝であった清が朝鮮に対する影響力を強めていたことに対して日本が反発し、それがきっかけになって勃発しました。

その結果日本は大勝し、賠償金2億両などの戦果を得ました。2億両というのは、当時の日本の国家予算の2倍以上の金額です。

『日清戦争勝利記念切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,買取実績の豊富な業者に依頼する

記念切手は希少価値が高く高額買取りになる種類が含まれています。

もし金券ショップや一般の中古買取店に売ると、正確な価値がわからず安い値段で引き取られてしまう可能性があります。

記念切手の買取実績が豊富な業者に査定を依頼することが損をしないコツになります。

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買取業者によって査定金額は異なりますが、レア切手の場合は業者によって金額が大きく異なることがあります。

もし1社目が5万円だったとしても、2社目がその倍ぐらいの値段になるケースも実際にあります。損しないためにも複数査定がおすすめです。

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