日本人形 瀞(とろ)切手
レア度
買取価格額面通り
額面130円
発行年度1984年

「日本人形 瀞(とろ)」は、昭和59年の国際文通週間で発行されました。木彫、木目込み、人形作家・堀柳女の作品が採用されています。

瀞とは、川の流れの緩やかなところという意味です。

切手の図柄は、ふっくらとした高貴な女性像で、髪の毛はきっゅと上の方でまとめ、飾り布を顔の両サイドにまで垂らしているのが特徴的です。

衣装は打ち掛けのような意匠を凝らした柄の衣を羽織り、ゆったりとした表情は、堂々として古代中国の女帝でしょうか。

堀柳女は、明治30年~昭和59年(1897~1984年)。幼い頃に父親を亡くし、祖父や姉の嫁ぎ先などに身を寄せるなど苦労の多い少女時代を過ごします。そんな中で、慰めに造っていた人形はとても評判が良かったといいます。

22歳頃から日本画や洋画を勉強するかたわら、竹下夢二らの後押しで人形作家の道へと進みます。女性の人形造りは珍しく、昭和10年に同士とともに「甲戌会」を結成するなど、新進気鋭なところを見せています。

また、当時は芸術家としての評価も低く、昭和11年の第一回帝展に人形作家の平田郷陽らと出展し、堀の「柳女」をはじめ仲間6人が入選しその地位を確固たるものにしました。重要無形文化財保持者。

代表作は、「古鏡」、「鉦鼓」、「太陽に遊ぶ」、「うつらうつら」など。どの顔も表情は凛として、ふっくらとしたフォルムや仕草に内面が包まれているように感じます。名物裂などを用い、それぞれの人形の個性を造り出しています。

切手では、昭和62年文通週間で「元宵観燈」も取り上げられています。この年から、額面150円、130円も発行されるようになりました。

額面130円。1800万枚発行。買取価格は美品なら1枚130円、10面シートで1000円程度となります。

『日本人形 瀞(とろ)切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手専門の買取業者が有利

国際文通週間切手は様々な種類があり図案の面白さからコレクターから人気があります。高額買取りになる種類は少ないですが、需要が高いのが特徴です。

もし金券ショップや総合買取店で売ると一律の低価格となるためメリットはありません。切手専門の買取業者なら販売ルートを持っているのでプラスαの価値が期待できます。

2,1社だけの査定はもったいない

切手の枚数が多いほど査定額の差は大きくなります。そのため査定に出すのが1社だけではもったいないのです。

ある切手買取業者で金額が安くても、別の業者ではプレミアム切手を見つけてくれて数倍以上になる可能性もあります。そのため2社以上に出すことがおすすめです。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。