支笏洞爺切手
レア度
買取価格額面通り~少し高い
額面5円・10円
発行年度1953年

この切手は北海道の支笏洞爺国立公園を題材に1971年の12月に発行されたものです。

料額は7円のものと15円のものとがあり、同じ日に発行されました。いずれもシート構成は縦4枚と横5枚の計20枚です。料額が7円のものは2,700万枚(135シート)発行され、料額が15円のものは2,800万枚(140万シート)発行されました。

料額が7円のものには羊蹄山が描かれ、料額が15円のものには昭和新山が描かれています。

支笏洞爺国立公園は北海道の南西部に位置する国立公園です。公園内には多くの火山や温泉があるというのが特徴です。公園内にある洞爺湖と支笏湖はカルデラ湖として知られています。

新千歳空港からのアクセスが便利であり、北海道で一番来訪者の多い国立公園です。最近は外国人観光客も増えています。

羊蹄山は公園内に存在する活火山です。火山噴火予知連絡会はCにランクし、活動度は低いとされています。山の形が富士山に似ていて美しいので、蝦夷富士とも呼ばれます。

この山一帯にはキタキツネやエゾリスなどの野生の動物が生息しています。また多くの種類の野鳥が見られます。

昭和新山のある場所はかつて畑でした。ところが1944年に山ができ始め、翌1945年には溶岩ドームの高さが175メートルにまで達しました。

意外に知られていないことに、この山は私有地にあります。隆起し始めたのが太平洋戦争の最中だったので、国民を動揺させないためにこの山ができあがる過程は伏せられていました。

しかしある人がこの山ができあがる過程を克明に記録するとともに、この山ができたために畑を失った人々から以前は畑だった土地を買い上げました。そのような経緯でこの山のある場所は私有地になっています。

この切手の買取価格は5円が50円、10円が300円前後になります。支笏洞爺の小型シートは買取価格1,000円前後となります。

『支笏洞爺切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

国立公園シリーズ切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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