建造物シリーズ切手
レア度☆☆
買取価格額面通り~少し高い
額面1円~100円
発行年度1952~53年

「建造物シリーズ」は、文化財シリーズとして発行された普通切手です。琉球の古い建造物や文化遺産など額面の異なる8種で、1958年9月の通貨改正まで使用されました。

「真玉橋(まだんばし)」は、国場川が氾濫する度に架け替えられていた古くからある橋。切手の画像は優美な姿の3連の石橋ですが、これは沖縄戦で消滅し、現在は別のものが架かっています。

「首里城正殿」は、1879年(明治12年)沖縄県になるまで、450年間琉球王国の中心的存在でした。日本と中国の様式を折衷した独自のスタイルが特徴。

「守礼門」は、首里城の大手門にあたる門で琉球は礼節を守る国であると、中国の皇帝の言葉から「守禮之邦」の額が掲げられています。

「崇元寺石門」は、琉球国の歴代王の霊廟の門。アーチ型をした石積みが神聖な雰囲気を醸しだしています。

「弁財天堂」は、首里城の3キロ南の識名園にある六角形の形をしたお堂。弁財天は海の守り神として、琉球の海の安全を祈願。

「園比屋武御嶽(そのひゃんうたき)」は、首里城にある石造りの拝礼所。竹生島の伝統を受け継いで1519年に造られたもの。

「玉陵(たまうどぅん)」は、琉球国歴代の墳墓。自然の岩壁を掘って造られているのが特徴です。

「放生池石橋」は、首里城の中にあった円覚寺の前庭の放生池に架けられた石橋。鎌倉の円覚寺を模して造られたものです。

切手に取り上げられた8箇所の建造物や文化遺産は、沖縄戦でほとんど消失したり破壊されましたが、戦後、順次復元されています。

額面は真玉橋1B円、首里城正殿2B円、守礼門3B円、崇元寺石門6B円、弁財天堂10B円、園比屋武御嶽30B円、玉陵50B円、放生池石橋100B円。B円とは、米軍発行の正式通貨で1958年まで流通していたもの。

切手の買取価格は30円・50円・100円が500円程度、その他額面は10円~200円になります。

『建造物シリーズ切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

沖縄切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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