年鉄道馬車図(東京鉄道馬車)(明治文明開化期)切手
レア度
買取価格額面通り
額面50円
発行年度1971年

「錦絵 鉄道馬車図(明治文明開化期)」は、昭和46年の国際文通週間で発行されました。

作品の正式名称は「東京鉄道馬車図 浅草寺景」となっています。作者は、歌川芳邨。大錦絵3枚の図柄で、切手に取り上げられたのは右側の2枚分です。

わが国で初の私鉄とも言われる馬車鉄道は、最初は新橋~日本橋間の2.5キロで開業されました。鉄道馬車なので、レールの上に乗客を乗せた車両を、2頭の馬が引いて走っています。

乗客やその周りを歩いている人、人力車に乗っている人は着物姿ですが、鉄道馬車の車掌さんたちは洋服でかっこいいです。

切手ではカットされた左の画面には、浅草寺と雷門が堂々と建っています。その奥には、五重塔が小さく見えています。

横に三等分したような構図で、下段に馬車図、中段に煉瓦色で雲のような空間があり、上段はブルーの空と浅草の景色が広がっています。明治文明開化期の錦絵らしく、新たな時代の幕開けを感じさせる明るい雰囲気がします。

歌川芳邨は、弘化3年(1846年)生まれ。歌川国芳の門下で浮世絵の修業をし、明治初め頃から、西洋建築や橋梁、鉄道や馬車、博覧会の図、洋風の風俗画などが主になってきます。まさに、江戸から明治の草創期を生きた人です。

錦絵とは輸入塗料の鮮やかな色彩を使った多色摺りのことです。絵のテーマや街の変貌も著しく、その様子が丁寧に描かれていて、観ているほうも開化期のお祭り気分を味わっているようです。

今でいう観光地の写真と同じで、珍しい建物や乗り物の絵は東京土産として人気があったそうです。

代表作品は、「東京鉄道馬車図 浅草寺景」「東京日々新聞 山口県下賊徒追討図」「東京名所之図 赤坂紀尾井坂之図」など。

額面50円。1500万枚発行。買取価格は美品なら1枚50円、10面シートで500円程度となります。

『年鉄道馬車図(東京鉄道馬車)(明治文明開化期)切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手専門の買取業者が有利

国際文通週間切手は様々な種類があり図案の面白さからコレクターから人気があります。高額買取りになる種類は少ないですが、需要が高いのが特徴です。

もし金券ショップや総合買取店で売ると一律の低価格となるためメリットはありません。切手専門の買取業者なら販売ルートを持っているのでプラスαの価値が期待できます。

2,1社だけの査定はもったいない

切手の枚数が多いほど査定額の差は大きくなります。そのため査定に出すのが1社だけではもったいないのです。

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