レア度 | ☆ |
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買取価格 | 額面通り~少し高い |
額面 | 10円 |
発行年度 | 1952年 |
文化人切手の第17番目として発行されたのは寺田寅彦切手です。
寺田寅彦は、明治から昭和にかけて活躍した物理学者です。
物理学者なのになぜ文化人切手に?と感じる方も多いと思いますが、実は物理学の他に俳句や随筆もたしなんでいました。文系理系問わず、多岐に活躍していた人物です。
文系と理系のどちらにも興味を抱くようになったのは、ある2人の人物との出会いからでした。
1人は、物理学者である田丸卓郎。そしてもう1人は、あの夏目漱石です。
寺田は夏目漱石から、英語を教えてもらっていました。さらに夏目は俳句など多彩な文学の才能を発揮していたため、そこから影響されたのでしょう。
さらにこの2人は仲も良く、夏目が書いた様々な作品にその証拠を見ることが出来ます。
有名なところでは、吾輩は猫であるや三四郎でしょうか。この作品に出てくる登場人物が、寺田をモデルとして創り上げられたものだとされているのです。
これを聞くと、2つの作品がよりリアリティあるものに感じますよね。
一見繋がりなのない物理と文学ですが、寺田はそれらを上手く融合して、私達に伝えてくれています。
皆さんは、「天災は忘れた頃にやって来る」という言葉はご存知ですか?この言葉は、寺田が作ったものです。
自然界の教訓を上手く言葉に表してくれていますよね。この言葉は、現在でも私達が常に覚えておかなければならない大事な言葉です。
もちろん物理学者としても、多くの功績を残しました。アインシュタインが来日した際には接触を図るなど、日本の第一線を走っていた物理学者です。
切手の買取価格は1枚100円程度になります。
『寺田寅彦 切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,切手専門の買取業者で査定をしてもらう
文化人切手はシリーズものなのでコレクターにとっては集めるのが楽しい切手になります。
希少価値が高い種類は多くありませんが、需要が高いのでシリーズが揃っていると切手買取業者ならプラスαを加算してくれることがあります。
一般的な中古買取ショップの場合、販売ルートを持っていないので一律の安い金額で買取りされる可能性があります。
2,損をせずに売るなら2社以上で査定
買取価格は切手買取業者ならどこでも同じというわけではなく、価値のつけ方に違いがあります。
1枚だと少しの金額差でも数十枚、数百枚になると大きな金額差となります。そのため高く売るには2社以上に査定をしてもらうと損をせずに売ることができます。
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