寛文美人図ペア切手
レア度
買取価格額面通り
額面50円×2枚
発行年度1978年

「寛文美人図ペア」は、昭和53年の切手趣味週間に発行されました。

寛文美人図とは、江戸初期・寛永年間に流行った女性の立ち姿が描かれた美人画のことです。

その特徴は、背景は金地または無地と決められ、顔立ちや髪型、身のこなし、衣装などが当時の人が憧れるようなものを身につけた女性というものでした。

そうして描かれた絵が、掛け軸や絵本で、庶民の間に広まっていったと考えられています。

切手の図柄右側は、黒地の小袖に大柄の片輪模様で裾には赤いしぼりが見えます。

右手をあげて、艶やかに舞っています。左側は、白地に緑や桃色の柄の小袖に黒地の打ち掛けを着て、南蛮風の椅子に腰掛けています。手には、一枝の花を持ってポーズをとっています。

当時の遊女や役者など評判の美人が描かれたものは、贔屓の人なら手元においておきたい、今で言う流行のファッション雑誌と同じようなものでした。

寛文時代とは、1661年~1673年で4代将軍・家綱の頃、町人文化が華やかな元禄時代の15年位前の頃です。

その当時の着物の柄は、右肩から身ごろにかけて大柄の絞りや金糸の刺繍、大胆な模様が好まれたそうです。

寛文小袖を流行させたのは、2代将軍・秀忠の五女で後水尾天皇の中宮・徳川和子という説もあります。

京都で御用達の呉服屋だった「雁金屋」は、尾形光琳1658年生まれ(万治元年)・乾山兄弟の生家です。こうした華やかな着物のセンスが、後の光琳の作品に生かされているのを見ると面白いですね。

趣味週間切手ペアは、「松浦屏風」~「阿波踊り」まで15年連続で発行されています。

額面50円。2種連刷各2350万枚発行。切手の買取価格は2枚セットで100円、シートは400円程度となります。

『寛文美人図ペア切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

切手趣味週間は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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