富嶽三十六景「関屋の里」切手
レア度
買取価格額面通り
額面50円
発行年度1966年

富嶽三十六景「関屋の里」は、昭和41年の国際文通週間に発行されました。葛飾北斎の「隅田川・関屋の里」が取り上げられています。

関屋の里とは、現在の足立区千住の隅田川沿いにある牛田辺りのことです。

図柄は、田んぼの真ん中を縦断するように土手がのびて、3人の武士らしい人物が馬で駆け抜けています。

どの馬も地面を蹴って、馬上の人は前かがみで風の抵抗をさえぎっています。馬の尻尾や人の外套が風になびいて、速度感が伝わってくるようです。

画面の真ん中と右端には、背の高い松の木がバランスよく配されています。動きのある前方の画面と、ずっと奥に動じず赤く夕日に照らされた富士の対比が面白いです。

富嶽三十六景は、文政6年から天保6年(1823年~1835年)まで13年をかけて富士を題材として描かれたものです。

鰯雲と赤富士で有名な「凱風快晴」や、雲海に富士がそびえる「山下白雨」、波が富士を飲み込む「神奈川沖浪裏」など、どれも見る人をあっと言わせる北斎の傑作です。

切手では、「富嶽三十六景」の中から「山下白雨」が昭和21年8月に発行されています。北斎の版画を模写したものですが、浮世絵が初めて登場したことで話題となりました。

戦後はGHQの支配下で、切手の表記も大日本帝国から日本郵便へと変わっています。印刷所もまだ復旧しない中、一色刷り、目打ちなしと、質のいいものとは言えませんが、今ではプレミアム切手となっています。

国際文通週間では、昭和38年~昭和44年にかけ富嶽三十六景シリーズで7点が発行されています。現在の価格は手頃なので、浮世絵に興味のある人はぜひチェックしみてください。

額面50円。900万枚発行。買取価格は1枚50円、シートなら400円程度となります。

『富嶽三十六景「関屋の里」切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手専門の買取業者が有利

国際文通週間切手は様々な種類があり図案の面白さからコレクターから人気があります。高額買取りになる種類は少ないですが、需要が高いのが特徴です。

もし金券ショップや総合買取店で売ると一律の低価格となるためメリットはありません。切手専門の買取業者なら販売ルートを持っているのでプラスαの価値が期待できます。

2,1社だけの査定はもったいない

切手の枚数が多いほど査定額の差は大きくなります。そのため査定に出すのが1社だけではもったいないのです。

ある切手買取業者で金額が安くても、別の業者ではプレミアム切手を見つけてくれて数倍以上になる可能性もあります。そのため2社以上に出すことがおすすめです。

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