レア度 | ☆ |
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買取価格 | 額面通り |
額面 | 50円 |
発行年度 | 1969年 |
富嶽三十六景「三島越」は、昭和44年の国際文通週間に発行されました。葛飾北斎の「甲州三島越」が取り上げられています。
三島越は、現在の山梨県と静岡県の間ある籠坂峠あたりと言われています。
画面の真ん中に、大きな杉の木が下から上まで突き抜けています。巨大な幹に、旅人が三人がかりで手を繋いで太さを計ろうとしていますが、まだ半分も廻らないほど大きな木です。
杉の木の後ろに、富士山が頂上まですーっと描かれ、所々に特徴のある雲が巻き付いています。
裾野は茶色、中腹は白、頂上はブルーの3色でぼかした富士です。「凱風快晴」「山下雨水」に次いで大きな富士ですが、その存在感とまた違った爽やかさを感じます。
北斎の富嶽には、特徴のある雲や大波がしばしば登場します。現代のように気象レーダーなどなかった江戸時代の人は、雲行きや波の大きさなどの現象に、今以上に敏感だったのではないでしょうか。
なので、絵の中の高積雲や、朝霧、入道雲、笠雲など、刻々と変化する様子が真摯に描かれています。大波では、形のない水の流れや波のうねりが押し寄せてくるような臨場感も伝わってきます。
切手では、昭和38年から続いた北斎の「富嶽三十六景」シリーズはこの年で終わります。まだまだ北斎ファンには名残惜しいですが、翌年からは明治文明開化期の錦絵シリーズがスタートします。
平成28年に開館した「すみだ 北斎美術館」を記念して、富嶽三十六景のフレーム切手セット10枚つづりが発行されています。
また、北斎が晩年を過ごした長野県小布施町にも北斎館があります。浮世絵のことをもっと知りたくなったら、こうした美術館にも足を運んでみてはいかがでしょう。
額面50円。900万枚発行。買取価格は1枚50円、シートなら400円程度となります。
『富嶽三十六景「三島越」切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,切手専門の買取業者が有利
国際文通週間切手は様々な種類があり図案の面白さからコレクターから人気があります。高額買取りになる種類は少ないですが、需要が高いのが特徴です。
もし金券ショップや総合買取店で売ると一律の低価格となるためメリットはありません。切手専門の買取業者なら販売ルートを持っているのでプラスαの価値が期待できます。
2,1社だけの査定はもったいない
切手の枚数が多いほど査定額の差は大きくなります。そのため査定に出すのが1社だけではもったいないのです。
ある切手買取業者で金額が安くても、別の業者ではプレミアム切手を見つけてくれて数倍以上になる可能性もあります。そのため2社以上に出すことがおすすめです。
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